冬に頭皮がクサいのは何故?頭皮が寒い時に臭うのは乾燥が原因だった!

暑い時期に頭皮が臭うのは大抵は汗を多くかきすぎているのが原因です。でも、中には冬場でも頭皮がクサくなる場合もあります。

そんな時は思いますよね。エッ、なんで寒い時に頭皮がクサくなるの?って。今回は頭皮が寒い時でも臭う原因と対処についてお伝えしていきます。

寒い時期に頭皮が臭うのは頭皮の乾燥が原因!

乾燥はお肌の大敵だと言うことはほとんどの女性は分かっていると思います。私は寒くなると手荒れを起こす事が多いんです。手にあかぎれやかゆみを起こす事が多くなります。

だから、寒くなるとハンドクリームは手放す事が出来ません。これは私の場合ですが、何が言いたいかと言いますと乾燥は体のどこに起きてもいい結果はもたらさないという事です。

それは頭皮でも同じことが言えます。頭皮が乾燥を起こすとかゆみが出たり、発疹が出来たりと様々な不具合を起こします。

日本の冬は乾燥しやすい気候

日本に住んでいる以上は冬の乾燥は避けることが出来ない事です。日本の北西から冷たく湿った雲が日本海側に降りてきて雪を降らせます。

こうした水分が抜けた雲が冷たい空気を太平洋側に送り込み、乾燥状態を生み出しているんです。日本海側はさほど乾燥する事はありませんが、太平洋側はかなり乾燥しやすくなります。

日本の冬は何故乾燥しやすいのかお分かりいただいた所で、冬に頭皮が乾燥する原因はどこにあるのかと言う事をお伝えしていきます。

冬の乾燥する気候によって頭皮が乾燥する

冬になると寒くなるのは当たり前ですが、頭皮はその状況を敏感に捉えます。寒くなり、空気が乾燥して、その影響で頭皮が乾燥するのを防ぐために皮脂をたくさん出します。

人間の皮膚の表面には常在菌という皮膚を守っている菌が誰にでもあります。頭皮の表面上にも常在菌はいる訳ですが、頭皮を乾燥から守るために出る皮脂を分解する時に皮脂に含まれる有害な物質を蒸発させる効果の高いガスを発生させます。

このガスが皮脂に含まれる脂肪酸やアルデヒドなどの臭いの元となる物質を分解します。この物質が分解されることよって脂肪酸やアルデヒドがくさいニオイとなって、頭皮から嫌なニオイを出します。

寒さによって頭皮の毛穴に汚れが溜まる

冬場に頭皮から汗をかく事は運動している時以外は少ないものです。寒い時は頭皮の汚れが毛穴の中に入り込んでしまい、取れにくくなります。

その汚れと皮脂が引っ付くことによってニオイを出していると考えられます。

食生活のアンバランス

寒い時期は暖かい食べ物を食べるようになりますね。その中で多いのが日本人が大好きなラーメンですね。たまに食べるのはいいと思いますが、毎日ラーメンを食べたりするとラーメンに含まれている脂質がぜーんぶ体の中に入ってしまいます。

また、お鍋も色々な種類のお鍋がありますが、あまり脂っこいお鍋ばかり食べていると脂質をたくさん摂りすぎる事になり、それも頭皮から皮脂を出す原因になる場合があります。

普段の食事から脂質の多い食べ物を控えたり、バランスの良い食事内容に気を配りたいものです。

アルコールの過剰摂取

寒い時期になると飲み会が増えますね。会社によっては何回も忘年会がある場合もあります。部署の忘年会、有志の忘年会、会社全体の忘年会など多い人は一週間に二回、三回忘年会や飲み会がある時期です。

お酒を飲める人であればついついお酒の量が増えてしまいますね。でも、アルコールの飲み過ぎは頭皮からのニオイを出す原因になります。

皮脂にはアルデヒドと呼ばれる物質が含まれていて、特有の臭気を持っています。アルコールが体内で分解される際に生じるアセトアルデヒドもその一種で、臭気があります。

アルコール飲料を飲み過ぎると皮脂からアセトアルデヒドが出て、臭いを発生させることになりますので飲み過ぎには注意が必要です。

冬の頭皮の臭いに有効な5つの対策

前述したように寒い時期に頭皮から嫌な臭いが出るのは乾燥だけではなく、寒さ、食事のアンバランス、そしてアルコールの過剰摂取などの原因があることをお伝えしました。

原因が分かった所で、原因を解決する為の対策が必要です。ここからは五つの具体的な対策についてお伝えします。一つずつ見ていきましょう。

頭を洗いすぎない

冬になると一日に何回もシャワーを浴びる人がいます。シャワーを浴びる事自体はいいのですが、その度に頭を洗っていると頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまう事になります。

そうすると頭皮を守るために、乾燥した頭皮に過剰な皮脂を出すようになります。過剰に皮脂が分泌されるとそれが常在菌と結びついて臭いの原因物質を作ることになります。

それを防ぐためには、頭を洗いすぎない事です。洗髪は一日に一回で十分です。頭皮の乾燥が気になる場合には保湿成分を多く含んだシャンプーに変えてみるのも一つの方法です。

ブラッシングをしすぎない

適度なブラッシングは頭皮に適度な刺激を与えて正常なターンオーバーを保つ為にも必要な事です。ただ、過剰なブラッシングは頭皮を傷つけて角質層をはがしてしまう原因になります。

ブラッシングの際に力を入れすぎない事も大切な事です。ブラッシングする際に力を入れすぎると、頭皮が傷ついてしまい、傷から病気の原因となる微生物が侵入すると、常在菌が異常繁殖する等、臭いの発生に繋がります。

ブラッシングに使うブラシは、先が丸いクッションブラシを使うと頭皮が傷つきにくいですし、血行も良くなるので効果的です。

適度な温度調節

室内と外で温度差の大きい冬は、気づかないうちに汗をかいたり乾いたりの繰り返しになるため、頭皮が乾燥して皮脂が分泌されやすくなります。

暖かい室内では服を脱いで汗をかかないように体温調整をして、頭皮の乾燥を防ぐ為にも部屋の中のこまめな温度調整は大切です。

暖房を使いすぎると空気の乾燥を招きますので、加湿器などを併用して使い部屋の乾燥を防ぎたい所です。

汗をかく習慣をつける

頭皮の毛穴に空気中の臭いや汚れが溜まりると、汗をかきにくい冬は汚れが濃縮して、臭いを発生させる場合があります。寒い時期に運動して汗をかくのは中々難しいですが、頭皮のニオイケアをするには運動も必要になります。頭皮の臭い予防のためにも定期的に汗をかく事は必要です。

運動が苦手な場合はお風呂に入った時に湯船に長く使って、お風呂の中で汗をかく、あるいはサウナや岩盤浴などを利用して汗をかくような環境を作るのもいい方法だと思います。

バランスの良い食事を意識する

前述したように、脂質を多く含んだ食事は皮脂の過剰分泌に繋がります。これが頭皮の臭いの原因になりますからしっかりとしたバランスの良い食事を心掛けたいですね。

バランスの良い食事は冬に限らず、一年を通して必要な事です。当時に気をつけたい事はアルコールの過剰な摂取です。アルコール飲料の飲み過ぎも臭いの原因になりますから、飲み過ぎないよう注意が必要です。

まとめ

いかがですか。

今回は寒い時期に何故頭皮が臭うのか?何故クサイニオイを発生させるのかという事についてお伝えしてきました。冬は頭皮の臭いの原因となる要素がたくさん存在しますから、日常生活の細かい行動や食生活にも気を使ってみてくださいね。そしてしっかりとした対策をとって、楽しい冬を過ごしましょう。