足の臭いは靴に移る| クサい革靴も簡単ケアでニオイのない靴に大変身!

靴ってどうしてこんなにクサくなるんだろうと考えた事はありませんか?靴が臭くなるのは足で発生したイソ吉草酸が履いている靴下、ストッキングに付いてしまい、そこから靴にニオイが移ってしまうからです。

朝出かける時に靴を履こうとして、靴のニオイでウッと来たり、あまりにクサ過ぎて靴が履けなかったり・・・そんな状況って誰でも一度や二度は経験した事があると思います。

朝からそんな状況になれば、テンションが下がりまくりですよね。今回はそういう状況にならない為にも靴のニオイが発生する原因と対策についてお伝えしていきます。

靴の臭いの原因は足のニオイが移るから

足のニオイが発生する仕組みを理解する

靴のニオイの原因は元はといえば足のニオイから来ています。足のニオイがなければ靴も臭くなることはありません。

まずは足がどうして臭くなるかを理解しておくことが大切です。足がクサくなるのは以下のようなプロセスがあります。

靴にニオイが移るプロセス

足から汗が出て靴の中がムレる
      ↓
靴の中の湿度が上昇する
      ↓
雑菌が大量に発生する
      ↓
雑菌が汗と混じった皮脂や角質を分解
      ↓
   ニオイが発生

ニオイの主な成分はイソ吉草酸や酢酸、酪酸などです。足の裏は一日に約200mlの汗をかきます。それに加えて靴を履く事によって密閉されて湿度が高くなる状況が生まれます。

雑菌は気温が15度以上、湿度が70%以上になると繁殖しやすくなります。靴を履いて10分も経つと湿度はほぼ100%になります。

まさしく靴を履いて少し歩いただけで雑菌が発生する条件が全て整う訳なんですよ。

足の臭いは靴に移っていく

足が臭くなるのは先ほど簡単にお伝えした通リ、足のニオイの原因物質であるイソ吉草酸などのニオイの主成分が靴下、ストッキングを通り越して靴に染み込むからです。

足は帰宅してお風呂の入り洗えばある程度のニオイの原因物質は洗い流す事は出来ますが、靴の中にはそのままニオイの原因物質が染み込んだままの状態です。

靴も足と同じようにケアしていないと、いくら足をきれいに洗って清潔にしていてもニオイ菌が残った靴に足を入れたら万事休すです。

ここまで読んでいただいてお分かりになるように、足のニオイを解決するには靴のケアも不可欠なんです。

靴のニオイを取るには?

 

自分の足のサイズに合った靴を履く

この事はあまり知られていない事ですが、靴は足のサイズに合ったモノを履かないと汗が増える原因になります。自分の足のサイズよりも、小さくてキツイ靴を履いたとします。その時は靴が小さいので足は非常に窮屈な状態です。

そういう状態になると足は普段よりも多くの汗を出すようになります。逆に自分の足のサイズよりも大きいサイズの靴を履いた場合はどうでしょうか?

普通に考えると、靴ががばがばなので通気性が良くなって汗もかかないんじゃないかと思う方もいると思いますが、実はそうでもないんです。

靴が大き過ぎると、今度は靴が脱げないように意識がそちらに行ってしまい返って汗をかくようになります。ですから、靴のサイズは自分の足のサイズに合ったものを選んで履くのがベストだと言う事なんです。

靴を選ぶ際のポイント

靴を買いに行った時には大抵は試しに履いてみると思います。その時に注意して頂きたいのが以下のポイントです。

靴のサイズの合わせ方

・爪の先が靴の甲や前部に当たっていないか(1cmほどの余裕があればベスト)
・足首の周りに靴はフィットしているかどうか
・靴の横幅と足のサイズは合っているかどうか
・土踏まずが靴のアーチと合っているかどうか
・かかとの部分と靴のカーブが一致しているかどうか
・両方の足で試し履きをしたかどうか

以上の点は必ずチェックしたい所です。一番最後の部分についてもう少し詳しくお伝えします。

足のサイズはどんな人でも多少の違いはあります。左右足の形が全く同じで、サイズも全く同じであると言うことはありません。

但しサイズの違いとは言っても、本当に微妙な差です。それこそ0.1mmとかそういうレベルです。

ですから、靴を試し履きする場合は、かならず両方の足で行う事が大切です。両方の靴で履いてみて片足で立ってみたり、しゃがんだり、数歩歩いてみたりして足と靴がフィットしているかどうか、体のバランスはどうか等をチェックしましょう。

靴を買うのにベストな時間帯ってあるの?

靴を買うのに適した時間帯は午後3時くらいがいいと言われています。理由はその時間帯になると足も疲れていて、新しい靴を試し履きした時に足へのフィット感を敏感に感じる事が出来るからです。

靴を購入すると、しばらくはその靴を履くことになりますので、靴と足との相性や体とのフィット感は大切です。

少し時間がかかってもいいので、自分の足と体にフィットした靴を選ぶようにして下さいね。

靴はローテーションして履く

靴は毎日履かないのがニオイを染み込ませないコツです。一日履いた靴は2日~3日は間隔を空けます。その間は靴をしっかり休ませて風通しの良い場所で陰干しして湿度を下げて靴の中に染み込んでいる菌を減少させます

連日同じ靴を履いていると靴の中にニオイの原因物質が残った状態でまた履くことになります。それを繰り返す事により、ニオイの原因物質はどんどん蓄積されていきます。それによって靴のニオイはどんどん増幅されていきます。

靴をローテーションして履くのは靴の中にいる雑菌を減らすことです。もし靴をローテーションして履いていてもニオイがしていれば靴の中に染み込んでいる菌が十分に殺菌されていない可能性があります。

その場合は、今からお伝えする方法を使ってムレを防いで靴のニオイを殺菌、消臭するアイテムを使っていきましょう。

色々なローテーションを考えてみる

人によって生活環境は様々です。靴をローテーションさせる方法も色々と組み合わせて考える事が出来ます。

ローテーションさせるにも一日で区切るという方法もあれば、通勤で履く靴と会社に着いてから履く靴を分けるという方法もあります。

通勤時は最寄駅まで急いで歩いたり、満員電車に乗ったりなどと汗をかく要素が揃っています。

会社に着いてそのまま仕事に就くと既に大量の雑菌が発生している靴を履いて仕事をする事になるので足がクサくなる可能性は非常に高くなります。

それを防ぐには会社用の靴をもう一足用意する事によって足のニオイを気にしないで快適に仕事をする事が出来ます。

靴を分けるとお金はかかりますが、そのような選択肢もあるという事を覚えておいて下さいね。

靴の素材を考えて購入する

これもお金がかかる事にはなりますが、安い靴ほど合皮で出来ています。ただ合皮は通気性が悪く吸水性も悪いのが一般的です。

本革の靴に変えることによって通気性に優れ、吸水性もあるので足のムレを防ぐ事が出来ます。基本的には合成素材よりも天然素材を使った靴の方が通気性や吸湿性に優れています。

ただ、一概には言えない部分があり合皮でも通気性をよくする加工が施されていることもあります。靴を選ぶ際にはある程度時間をかけて自分の目的に応じた靴を選ぶようにするのも大切です。

中敷(インソール)を入れる

靴をたくさん揃えるのは予算的に厳しいという方もいらっしゃると思います。そんな時に利用したいのが靴の中に敷くインソールです。

インソールには通気性や吸湿性を重視したものや消臭加工されている商品もあります。靴をローテーションするようにインソールをローテーションして使うという方法もあります。

インソールをローテーションして使うとニオイの原因物質を靴の中に溜め込みにくくなります。

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靴の臭いを殺菌・消臭するアイテムを使う

消臭スプレー

デオドラントスプレーは、プラスのイオンが雑菌のマイナスイオンと結合して菌を死滅させて殺菌できるものがあります。

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エタノール

エタノールはアルコールの1種でよく消毒に使われるものです。靴の表面に使うと材質によっては色落ちする事があるので注意が必要です。

エタノールを使う場合は、靴の内側にスプレーしたり、コットンに染み込ませて靴の中を消毒して使うようにします。

ミョウバン

ミョウバンもスーパーで安く購入できるのでお手軽な消臭アイテムです。水に溶けると酸性になる性質があり、酸性の殺菌力によって菌を死滅させます。

重曹

重曹は炭酸水素ナトリウムのことで、キッチンなどの掃除にも使われるもの。アルカリ性の物質なので、イソ吉草酸などの弱酸性の臭い物質を中和して臭いを取る働きがあります。

グランズレメディ

グランズレメディは別名「魔法の粉」とも言われている靴や足の消臭パウダーです。ニュージーランド生まれで20年以上も世界中で使われているアイテムです。使い方は簡単で靴の中にパウダーを入れるだけのお手軽アイテムです。

靴に使える消臭アイテムを5つご紹介しました。あなたが使いたいものから使ってみて下さいね。

まとめ

いかがですか?

今回は主に靴に対するニオイのケア方法についてお伝えしてきました。ニオイの原因は足にありますが、足のニオイケアと共に普段履く靴にも気を遣い、お手入れしていかないといけないですね。

今回お伝えした事があなたのお役に立てれば幸いです。