寒くなると女子にとってはオシャレを楽しむアイテムも増えます。その一つがブーツです。若い女の子たちはロングよりもショートの方が好きなのかな?でも、ある程度年齢を重ねてくるとロングの方が大人の女を演出する事が出来るので好まれるような気がします。
でも、ブーツはある面ではなかなか大変です。それは何かと言うとブーツを脱いだ後の足のニオイ。あのニオイは本当に強烈なクサさです。あのニオイを嗅いだらさすがに百年の恋も冷めるかな?というくらいです。
ブーツを履くとどうしてあんなに足が臭くなるんでしょうか?ブーツを履いてオシャレを楽しみたいけど、でもニオイが気になると言う女子は多いと思います。
そこで、今回はブーツを履くとどうして強烈なニオイがするのか?また、その強烈なニオイを何とか消す方法はないのか?という事をまとめてみました。
ある統計によると革靴と靴下を履いた男性とブーツとストッキングを身につけた女性で午前から午後にかけて菌の増殖率を調べたそうです。
そうした所、男性は4倍、女性は23倍と言う結果だったという事です。何と女性の方が男性と比べると約6倍も菌の増殖率が多かったという実験結果だったと言うことです。
これは、分かりやすく言うと、ブーツを履いた女性の方が革靴を履いている男性よりも6倍もニオイがキツイという事です。この実験結果を見たときは私もさすがにショックを受けました。ブーツを履くとそこまでニオイがキツくなるとはさすがに予想はしていませんでした。
女性の足の裏には目には見えませんが約20万個の菌がいるそうです。その足の菌がブーツを数時間履くだけで23倍の菌に膨れ上がるんです。
普通の革靴と比べてブーツを履くと何故そこまで菌が増殖してしまうのか?という事についてお伝えしていきます。
目次
ブーツが蒸れるのは空気の入れ替えが出来ない為
通常の革靴の場合であれば、ある程度靴の中に空気が入るので自然に空気の入れ替え、換気が出来ます。ブーツの場合はショートブーツであっても革靴と比べると空気の入れ替わる部分が少ないので空気が中にこもってしまいます。
しかもブーツの中の足は汗をかいて、まさにサウナ状態です。空気はこもり、おまけにサウナ状態であるブーツの中では温度もどんどん上がっています。
ブーツを履いて10分ほど時間が経つと中の湿度は100%になるそうです。そうなると考えれば分かると思いますが、足から出た汗、雑菌、汗と混じった皮脂や角質を分解して出たイソ吉草酸が増えていきます。
そしてブーツを脱いだ時には一気にそのニオイが火山並に噴火すると言う事ですね。まさにこれは火山で言うとニオイの噴火レベルが最大限に上がったという事になります。
もうお分かりだと思いますが、ブーツを履くと足の臭いがクサくなるのは、通気性の悪さによって雑菌が繁殖しやすい状態を作ってしまい、その雑菌が臭い菌を大量発生させるからです。
ブーツを履いていても出来るだけ臭いを抑える方法ってあるの?
女性には欠かせない冬のファッションアイテムであるブーツですが、実は私たちが普段履いている革靴よりも足の臭いを発生させやすい事がお分かり頂けたかと思います。
一番簡単な対策は「ブーツを履かない事」です。これでは答えになっていませんよね。オシャレを止めなさいと言っているのと同じですからね。そこでブーツを履きながら臭いを出来るだけ抑える方法をお伝えしていきます。
足のサイズの合ったブーツを履く
足のサイズに合わないきついサイズのブーツを履くと、その事がストレスになって精神的な発汗が増える事が分かっています。
だったらサイズがゆるいブーツを履くといいの?というとそうでもありません。ゆるいブーツを履いても今度は足が抜けないする為に足に余分な力が入りこの事がストレスになって汗をかいてしまいます。
ですから一番いいのは、小さ過ぎず、大き過ぎず自分の足のサイズに応じたブーツを履くことが一番です。実際にブーツを購入する際はしっかりとサイズを合わせてから購入するのがベストです。
今あるブーツを履くときはどうすればいい?
女性の場合、気に入っている靴やブーツは出来るだけ長い間履きたいというのがありますよね。場合によってはブーツに合わせて購入したジーンズやオシャレな服もあるかもしれませんね。
そんな場合はインソールを使ってサイズを調整しましょう。インソールの中には防臭・抗菌効果に優れたモノもあります。
ブーツを履くなら毎日履き替える
同じブーツを毎日履いていると雑菌がブーツ内に付いてしまいます。そうなるといくら足を清潔にしていてもブーツのニオイが足に付いてしまい足も臭くなっていきます。
そうならない為にもブーツは複数持ちましょう。一日履けば2日もしくは3日は風通しの良い場所で陰干しします。
そうすると最低でも3足は持たないといけないですね。こういうブーツのサイクルを作るだけでもかなりニオイをケアすることが出来ます。
ブーツの材質は合皮を避ける
安い合皮やビニールレザーのブーツは吸水性が弱く、通気性が悪いです。通気性が悪いのでブーツの中の湿度が上昇しやすいです。
本革のブーツはお値段が張りますが、もし手が届かない場合は防臭機能があるブーツを選びたい所です。
ブーツの中に消臭アイテムを入れる
一番簡単に出来るのは新聞紙を入れる事です。新聞は下手な除湿剤よりも湿気を取ってくれます。
湿気を取ってくれるので消臭効果があります。出来れば一日ずつ新聞紙を入れ替えれば、わざわざ除湿剤を購入する必要はありません。
重曹を使う
足の臭いの原因菌であるイソ吉草酸は酸性です。そのため、重曹を使ってアルカリ性にすることで臭いの発生を抑える事が出来ます。
使い古したストッキングの先に重曹を入れて靴の足先に入れることで臭いを取り除くことができます。
ブーツに消臭スプレーをする
最近ではブーツ専用の消臭スプレーも登場しています。ひと吹きするだけで消臭する事が出来るので手軽で簡単です。
面倒な事は出来るだけしたくないと言う場合は消臭スプレーを使いましょう。そうすれば入れ替えなどの面倒な作業は不要です。
まとめ
いかがですか?
冬のオシャレの定番アイテムであるブーツですが、革靴以上にニオイを出す事が分かりました。足の臭いはブーツの蒸れによって引き起こされます。ブーツを履く前にしっかりとニオイ対策をしておきましょう。
足の臭いは普段のケアがものを言います。心配な人は足の臭い対策クリームを使って日常的にケアするのがおすすめです。