![足が臭くなる原因!足のニオイをより強烈にする理由とは?](https://redeagle01.xsrv.jp/wp-content/uploads/2018/10/kT1BMQjji6phNqH1538546544_1538546547.jpg)
今回は足が臭くなる原因やその対処法について書いていこうと思います。私は今までで一番自分の足が臭いと思った時は冬場でブーツを長時間履いて脱いだ時でしたね。
脱いだ瞬間に、ブーツの上の方からムワットしたあの何とも言えない臭いニオイは未だに忘れる事が出来ません。ですから、忘年会や新年会など会社の行事で外食する時などは本当に嫌でしたね。
真冬なのでブーツを履いていないと足が冷えますしね。そんな時はいくつもデオドラント商品をバッグの中に詰め込んで出勤したものです。でも、足の臭さって何も寒い時に限った事じゃないですよね。夏場は夏場で足の裏に汗をかいたりするのでかなり臭いです。
パンプスみたいな靴を履いていてもかなり臭ったような記憶があります。いずれにしても何故そんなに匂うのか、匂う原因や自分で出来るデオドラント対策をしていくしかなさそうです。
目次
足の臭いがクサくなるのは汗以外にも原因があった!
足の強烈な臭さの原因は汗にあると思いがちですが、汗ばかりではありません。何かと言うとズバリそれは靴です。靴そのものにも汗が染み込んで、靴からニオイを発生させている場合もあります。以前にお伝えした事でもありますが、一足の靴をずっと履くのではなく替えの靴を数足用意して順番に履くようにする。
あるいは、履いていない靴は日干しする、クリーニングするなどのお手入れも大切になってきます。次に足の裏に集中しているエクリン腺についてお伝えしていきます。
足の裏はエクリン腺が集中している箇所です。ですから、自覚はあるなし関係なく足の裏はかなり汗をかきます。どれだけエクリン腺が集中しているかと言うと、1cm2あたりエクリン汗腺が300個近くもあります。
このエクリン腺の量は、他の部位である手のひらや顔などと比べるとダントツで多いんです。だから手の平って汗をかいてもそれほど汗臭いと思わないですよね。
そして手の平は外では手袋をして密閉されている事はあっても、家の中では大抵は手袋などは外しています。だから外気に触れていることになります。
外気に触れているので雑菌が増殖しずらいのでムレも少なく、匂いも発生しないというメカニズムなんです。その点、足は夏場でも靴下を履いていたり、手に比べると外気に触れることが少ないです。
ですから、足は手に比べて臭くなりやすいという事なんです。
足のニオイが強烈なのは原因物質にも関係がある
足の臭いはすごくクサイので、ワキガと同じではないかと勘違いされる方もいるかもしれません。しかし、実は足の裏にはアポクリン汗腺がありません。
アポクリン腺がないと言う事はワキガにはならないという事です。 それにも関わらず強烈なニオイが発生するのは、先に説明した細菌が繁殖しやすい環境以外にも、もう一つ理由があるからです。
それは、足の裏に発生する主なニオイ物質がイソ吉草酸アルデヒドと呼ばれる物質のためです。少し名称が長いので、今後はこの物質を「イソ吉草酸」と呼んでいく事にしますが、この原因物質は少量で強烈なニオイを発生させます。
しかも、この強烈なニオイは残りやすく、足の角質に定着してしまうので表面を洗っただけではなかなかニオイが取れないんです。これで、足を洗ってもなかなかニオイが取れない理由が分かりましたね。ですから、普段のケアで必要な事はイソ吉草が足の裏に付着して、そのまま定着してしまわないようにする事が大切です。
このイソ吉草酸はどんどん蓄積していく性質を持っています。蓄積すればするほど強烈なニオイを発生させます。足の臭さとこのイソ吉草酸の量は比例していると言う訳なんです。
「精神性発汗」も足に影響を与えて、足のニオイを強烈にする
汗が多い症状といえば多汗症ですが、多汗症の中でも足の裏だけに汗が集中する多汗症の方もいます。これは「精神性発汗」と言って、緊張や興奮によってかく汗が出てくるのが原因です。
この汗は精神的に落ち着けば止まるのですが、汗をかいていることを気にしすぎると余計に汗が出るという厄介な特徴があります。心の中で、汗をかきたくない、かきたくないと思うほど、汗が止まらない悪循環に陥り、多汗症になってしまうのです。
そのため足の多汗症に悩む人には、真面目、完璧主義、神経質などの人が多いと言われています。つまり、精神性発汗で悩んでいる方はそれだけ周りに気を使っているということですね。
なぜ精神性発汗が足を臭くするのか?
この精神性発汗がなぜ足をクサくする原因になるかというと、汗が一気に出るからです。汗は出る時に再吸収というミネラル成分を汗腺に戻してから発汗します。
しかし、精神性発汗のように一気に汗が吹き出ると、ミネラル成分の再吸収というサイクルが追いつかなくなります。ですから汗自体にミネラル成分を多く含んだまま汗が流れていくようになります。
ミネラルというのは要は栄養分と同じです。汗に要養分をたくさん含んでいるという事は、汗の量が多ければ多いほど雑菌が増えやすくなります。
雑菌が増えると、それだけニオイもきつくなっていくという訳です。
精神性発汗を防ぐにはどうすればいい?
精神性発汗を防ぐには、腹式呼吸によって交感神経の緊張をほぐしてあげることが必要になります。腹式呼吸をすることで、自律神経が密集している横隔膜が刺激されて副交感神経が優位になります。その結果、発汗を促す交感神経を鎮める事になり、汗が抑えられるのです。
もう一度簡潔にお伝えすると、精神性発汗を防ぐには、副交換神経を優位にすることが必要であり、副交感神経を優位にするにはリラックスしてストレスを溜めないようにする必要があるという事になります。と言えます。
まとめ
いかがですか?単に足が臭いというのも色々な条件が重なってニオイを発生させていると言う事がお分かりいただけたかと思います。
それと精神性発汗の所でもお伝えしたように、心の動きも非常に大切な要素です。出来るだけストレスを溜めないような生活を心がける事も必要になります。
日々のケアも大切だと言う事なんですね。