今回はワキガと汗の関係についてお伝えしていきます。ワキガの事を色々と調べていて気になったことがあります。それは何かと言うと汗をかいていない時にワキガって匂うのかな?って疑問に感じたんです。それで色々と調べてみることにしました。
果たして、結果はどうだったのでしょうか?以下に私が調べた結果を詳細に書いてあります。ワキガで悩んでいる人にとってはいい情報だと思います。
汗とワキガの匂いとの関連性について
ワキガのニオイは、アポクリン腺から出る汗が原因だと言われています。大抵の場合は、アポクリン腺から出る汗の量とニオイは比例します。比例するとはどういう事かと言うと、汗の量が多いと、ニオイもきつくなるという事です。ただ、汗の量が少なくてもニオイがきついという事もあります。
これは何故かと言うと、汗にはもう一つの種類があるからです。それはエクリン腺から出る汗です。アポクリン腺から出る汗が少なくても、エクリン腺から出る汗が量が多いと、二つの汗腺から出た汗が混ざる事になります。
更に、良くない事にはアポクリン腺から出た汗と言うのは、すごく粘り気が強い汗なんです。あまり汗をかいたという実感がなくても、皮膚の表面にこびりついて、ニオイを発するんです。ですから、ワキガ体質の場合は、あまり汗をかかなくても汗の量に関係なくニオイを発する可能性が高いと言う事になります。
じゃ、元々汗をかく体質である多汗症の場合はどうなのかを見ていきましょう。
多汗症とワキガの関係について
ワキガの人って多汗症の人が多いという現実があります。多汗症の人が出す汗というのは主に、エクリン腺から出る汗です。直接ワキガとは関係がないのですが、大量の汗を出すとアポクリン腺から出た汗を刺激して、それが原因でニオイを発するという事も考えられます。
ですから、多汗症の場合は出来るだけ汗をかかないように治療する事が必要になってきます。エクリン腺もアポクリン腺と同じく脇の下の多く存在しますが、汗の種類は全く別物です。
アポクリン腺から出る汗が粘り気のある汗に対して、エクリン腺から出る汗はさらっとしていて、さらっとしています。ただ、多汗症の人が出す汗と言うのは脇からだけではありません。背中や手、または足からも大量の発汗があります。
アポクリン腺は湿度の変化でも分泌が多くなります。また興奮したとき、緊張したときなどにもアポクリン腺の汗は活発になります。これら精神性発汗などによって、エクリン汗腺の異常分泌が起こります。特にワキガの人は、多汗で悩んでいる人がとても多いのも現実です。
多汗症について
ここで多汗症についてお伝えしておきます。多汗症には大きく分けて三つの種類があります。温度が高くなって出る温熱性発汗と、精神的なストレスや極度の緊張によって出る精神性発汗、辛い物を食べたときに出る味覚性発汗の3種類です。
・温熱性発汗 ⇒ 気温の上昇等に応じて汗をかく
・精神性発汗 ⇒ 精神的なストレスや極度の緊張で汗をかく
・未覚醒発汗 ⇒ カレーなど辛いものを食べた時に汗をかく
またこれ以外にも、病気に起因する多汗症や、病気ではなく健康体でありながら全身が多汗になる全身性多汗症、また体の一部分だけが多く汗が出る限局性多汗症など色々なタイプの多汗症があります。
手汗が多いという場合などは、この限局性多汗症になります。また手の平だけではなく、脇、足の裏などにも汗が多く発生する場合もあります。
女性の場合は、バストの下や股間に異常に汗をかくという場合もあります。
まとめ
いかがですか?汗をかいていなくてもワキガって匂う事が多いという事がお分かり頂けましたか?ただ汗の量が多いと、それだけニオイの強度がきつくなる事が多いので、出来るだけ汗をかかない工夫も必要になります。
そして、多汗症の場合は、ボトックス治療などの注射で症状を緩和するという方法もあります。ボトックス注射を一回行うと三ヶ月は汗を抑える事が出来ると言われています。
また、手術や注射が嫌だという場合は、汗を抑えるのを目的として作られたクリームなども販売されています。