![アンチエイジングをしながら楽しく加齢臭対策が出来るって本当?](https://redeagle01.xsrv.jp/wp-content/uploads/2018/10/Km9tmgDjuocnIkQ1539576896_1539576901.jpg)
今回は加齢臭とアンチエイジングについて見ていきましょう。私は日常生活を送る中で新聞や雑誌、テレビCMなどには意識的に目を通すようにしています。その中で最近目に付くのが、この女性、何歳に見えますか?見た目は明らかに30代の女性が実年齢は50歳だったと言う宣伝文句です。
それが本当なら、誰でも試してみたいと思います。私もそんな魔法のような薬があれば少々高くても無理して買うと思います。それだけ女性のアンチエイジングに対する意識は高いとも言えますね。このアンチエイジングという言葉が色々な所で使われるようになったのはいつ頃からでしょうか?
もうかなり前のような気がします。元々は体の外部からのスキンケアと合わせて、体の内部からも若返りを図ろうとしてサプリメントやホルモン療法などを行うのを「アンチエイジング」と表現したのが始まりであったと思います。
アンチエイジングは美容面ばかりが目立って取り扱われますが、加齢臭対策になることはあまり知られていません。今回はアンチエイジングがどのように加齢臭対策に役立つかを見ていきましょう。
アンチエイジングが加齢臭対策になるって本当なの?
アンチエイジングと言う言葉は今では女性であれば誰でも知っている外来語になっていますが、日本語で言い表すと「抗老化」・「抗加齢」と言います。
簡単に表現すると老化を防ぐという事になります。体の老化を防ぐには以下の3つの対策が基本とされています。
・抗酸化によって、体の酸化(錆)を防ぐこと
・デトックスによって、身体の毒素を出すこと
・ホルモンを体内に補充する事によって、ホルモンバランスを保つこと
この3つの老化の防止を防ぐ対策の中で、抗酸化とデトックスは活性酸素による身体のダメージを防ぐ点で同じと言えます。デトックスは元々体の中の毒素を取り除くという事です。毒素と言うのは活性酸素も含まれています。活性酸素を含めた体の老化を促進する毒素を除去するのがデトックスの意味です。
体の抗酸化対策は、抗酸化物質を摂取して体に発生する活性酸素による細胞への攻撃を防いだり、活性酸素自体を除去することを指します。デトックスによる対策も、身体に溜まった毒素を排出することで、活性酸素による細胞への攻撃を防ぎます。
つまり、アンチエイジングは、「活性酸素を発生させない・防ぐ」という生活スタイルを日常生活の中で確立させていく事なんです。この生活スタイルは、加齢臭対策と同じと言えます。加齢臭の原因物質は、ノネナールです。ノネナールは、皮脂腺の脂肪酸(9ヘキサデセン酸)が過酸化脂質によって酸化されることで発生します。
この過酸化脂質は、活性酸素が脂質を傷つけた時に発生する物質です。したがって、活性酸素の発生や細胞への攻撃を防ぐことで、ノネナールを発生させる過酸化脂質を減らすことができます。体の中から過酸化脂質を減らす事が出来れば、加齢臭の原因物質であるノネナールの発生を防ぐ事が出来ます。
また、ホルモンを体内に補充する事は更年期特有のホットフラッシュという現象である急に汗が吹き出てくるなどの多汗症の予防にも繋がります。このようにアンチエイジングをすることは加齢臭対策にもなり、加齢臭対策をすることはアンチエイジングにもなるのです。
分かりやすく整理すると、「アンチエイジング対策」=「加齢臭対策」という図式が成り立つと言う事です。
アンチエイジングや加齢臭対策で不可欠な抗酸化物質の摂取
アンチエイジングや加齢臭対策で不可欠なのが抗酸化物質です。その代表的なものがビタミンです。ビタミンは体内では作ることが出来ませんので、食べ物やサプリメントから摂取する必要があります。
ビタミンの中でも抗酸化力が強いと言われるのが、ビタミンEとビタミンCです。ビタミンと同じ働きをする成分にはコエンザイムQやリポ酸、ビタミンUなどの成分があります。また、それ以外の成分ではよく知られているポリフェノールやカロテノイド、そしてアスタキサンチンなどがあります。
ポリフェノールは、カテキンや大豆サポニン、アントシアニンなどがあります。効果が現れるのが早く、摂取してから約30分程度には体内で作用する特徴があります。ただ、効果の持続力が2~3時間と短く、吸収率もそれほど高くないので、毎日摂取することが大切です。
ポリフェノールの中でも、フラボノイド類の緑茶特有のもであるカテキンは、ビタミンEの10倍という高い抗酸化作用と合わせて、殺菌作用や腸内環境の正常化、消臭効果もあります。カロテノイドには、他にもカロテン類のβ-カロテンやリコピンなどがありますが、さらに強力な抗酸化作用を持つのがキサントフィル類の「アスタキサンチン」です。
アスタキサンチンは、β-カロテンやビタミンEの100~1000倍近くの抗酸化作用があると研究報告がなされています。しかも、アスタキサンチンは脂溶性なのですが、体内に蓄積する事はありません。美肌効果が高いことでも知られている成分なので化粧品の原料にも含まれている事が多い成分です。
これらの抗酸化物質を取り入れる事によってアンチエイジングと加齢臭対策が同時に出来てしまいます。ですから女性にとってはアンチエイジングは大いにやるべきものだと言う事なんですね。
まとめ
いかがですか?
今回はアンチエイジングと加齢臭の関係性についてお伝えしてきました。でも、アンチエイジングを意識して抗酸化物質を取り入れていくと加齢臭対策にもなると言うのは驚きの新事実ですね。
私も知らなかった事なので、改めてこの事実を知って、これからもきちんと諦めずにアンチエイジング対策を行っていこうと思っています。