今回はワキガと衣類の種類について色々とお伝えしていこうと思います。ワキガ臭は普段着ている衣類の素材によってキツくなる事があります。
例えば、ポリエステルなどはその代表的な素材です。こういう化学繊維の衣類をいつも身に付けている事でワキガ臭はキツくなります。
今回は、ワキガのニオイをキツくする素材、逆にワキガの人が少しでもニオイを抑える為に着た方が良い素材をお伝えしていきます。
目次
化学繊維で出来ている衣類はワキガ臭を強くする!
まずは化学繊維の種類を見ておきましょう。衣類に使われている化学繊維には3種類あります。
・合成繊維:石油が原料
・再生繊維:木材などに含まれる成分を再生して使っている
・半合成繊維:合成繊維と再生繊維の中間的繊維
これらの化学繊維は、肌触りがツルツルしていて水分を吸収しにくいのが特徴です。水はけが良いジャンパーやジャージなど化学繊維を素材に使っている衣類もたくさん販売されています。
メリットとしては水はけがいいので、雨が降った時などは体が濡れにくくなるのでいいですね。ただ、汗をたくさんかく人やワキガ臭の人には向いていない素材だと言えます。化学繊維の素材で作られた衣類を着ていると以下のような悪循環を生むことになります。
汗をかく
↓
脇の部分の汗が衣類に吸収されなく衣類の服の表面上にとどまる
↓
服の表面にとどまった汗の菌によってワキガ臭が発生
化学繊維の素材を使った衣類はワキガ臭がある人以外でも汗をかくと汗くさくなるので注意が必要です。ここで、衣服に使われているワキガと相性の悪い化学繊維をご紹介しておきます。
ポリエステル[合成繊維]
アクリル[合成繊維]
ポリウレタン[合成繊維]
ポリ塩化ビニル[合成繊維]
ナイロン[合成繊維]
レーヨン[再生繊維]
キュプラ[再生繊維]
ポリノジック[再生繊維]
アセテート[半合成繊維]
トリアセテート[半合成繊維]
冬場になるとヒートテックなどの化学繊維は暖かくてインナーで着ている人は多いですが、暖かい反面、臭いがこもりやすい素材ですのでワキガの人は避けた方がいいと思います。
また、化学繊維の中でもスーツなどの脇部分がぴったりフィットする衣類もニオイがこもりやすいのでワキガの人にはオススメ出来ません。
ワキガの人が着てもいいのは、綿などの天然繊維を使った衣類
ワキガの人が出来るだけニオイを抑えるには天然素材を使った衣類を着るのがオススメです。天然素材の中でも衣類に使われる素材は食物繊維と動物繊維に2種類があります。
植物繊維:実、茎など植物が原料
動物繊維:動物の毛や蚕の繭など動物が原料
綿(コットン)[植物繊維]
綿は一番衣類の中で身近な素材です。吸収性が高く肌触りも良いので、脇から出る汗を吸収してくれます。ただデメリットもあります。それは綿は縮んだりシワになりやすく劣化が早いという事です。
肌着・下着など脇汗を吸ってくれる素材綿100%がコスト的にもオススメです。
絹(シルク)[動物繊維]
シルクは通気性・保温性・吸収速乾性に優れているので肌着として年中着やすい素材です。デメリットは汗が染みやすく、洗濯しても取れにくいという事と価格が高いと云う事です。
麻(リネン)[植物繊維]
麻はナチュラル系ファッションの衣類によく見られます。服のデザインによっては脇汗をかいた時に汗染みが気になる時もあります。デザインを選ぶ時にはちょっとした工夫が必要ですね。
天然繊維でも毛系(ウール)はニオイがこもりやすい
基本的にはワキガが気になっている方には天然素材がオススメなのですが、例外もありますので、ここでは天然素材の中でもワキガの人が着ない方がいい素材をお伝えしておきます。
・羊毛(ウール)
・アルパカ
・カシミア
・モヘア
・アンゴラ
など動物から採取している繊維で作っている衣類は保温性があり暖かい反面、ニオイがこもりやすいので着るときには注意が必要です。ニオイがこもる事が分かった上で着るのは問題はないですし、何らかの対処をしている場合は着るのもアリだと思います。
まとめ
いかがですか?
今回はワキガの人が衣類を身につけるときに、素材を考えて選ばないとニオイがさらにキツくなる場合があるという事をお伝えしてきました。ワキガの人が衣類を選ぶときは綿素材や消臭抗菌のものを選ぶのが一番無難だと思います。
着る衣類に関係なく普段からニオイケアをしていれば、ワキガであっても着る服を選ぶ必要はありません。オシャレしたい女子ならば、ニオイを気にする事なく色々な服を着てみたいですよね。
オシャレを楽しむ為にもニオイケアは必須ですね。別にワキガではなくても年齢と共に体臭はキツくなる傾向にあります。その時の為にも早めにニオイケアをする習慣を付けておきたいですね。