口臭を防ぐには唾液が不可欠!唾液の役割と分泌を増やす5つの方法とは?

今回は口臭に関する事を書いていこうと思います。口臭を防止する方法はいくつかあります。その中でも簡単に自分で実践できて効果が高いのが唾液の量を増やすことです。唾液を増やす事によって、ニオイの原因である雑菌の繁殖を抑える事が出来るからです。

唾液が分泌が多いほど、口臭の発生が抑えられ、ニオイも弱くなっていきます。ここで困った問題が一つあります。それは何かと言うと唾液の分泌量は加齢と共に減ってしまう事です。

人間は誰でも加齢という運命からは逃げる事は出来ませんが、唾液なんかも加齢の影響で減っていくんですよね。話を元に戻しますが、いくら毎食後一生懸命に歯磨きをしていても、そんなに長持ちしないという事なんです。

ですが、意識して噛む回数を増やしたりする事は出来ます。噛む回数が増えると必然的に唾液の量も増えていきます。ですから、意識的に唾液の量を増やす為に噛む回数を増やしたり自分で出来る事はやっていく必要があるという訳です。

そこで、今回は口臭予防に欠かせない唾液を増やす方法をご紹介していきます。その前に唾液の働きについて確認しておきましょう。

驚くべき唾液の働き

口の中って人間の体の中でも最も菌が繁殖しやすい環境なんです。あまり知られていないことですが、口の中は雑菌でいっぱいなんです。

何故かと言うと、口の中はほど良い温度で雑菌が増えやすい温度なんです。それと数時間毎に口の中には色々な食べ物が入ってきます。口の中には食べかすも残りやすいので、食べかすと菌がくっついてとても菌が増えやすい環境なんです。

そして驚くべき事に口の中には、億~兆と言われる雑菌がいると言われています。でも、公害とも言うべきものすごい環境のお口の中にあって口臭が全くしない人もいる訳ですね。

それは唾液の存在があるからです。唾液に含まれるラクトフェリン、ラクトパーオキシターゼ、リゾチームと呼ばれる酵素には強い殺菌作用と抗菌作用があります。

また、この他にも唾液には消化を補助したり、再石灰化という働きによって虫歯の予防にも役立っているんです。いかに唾液が大切で必要なものであるかをご理解いただけたかと思います。

口臭予防に欠かせない唾液を増やす方法

前述したように口臭を防ぐ為には唾液は欠かせないものです。でも、加齢と共に減っていく唾液。でも意識的に増やす事は可能です。今からどのようにして唾液を増やしていくかをご紹介していきます。

・水を飲む

口の中が乾燥すると口臭が出ます。朝目覚めてお口の中が臭いと実感した事はありませんか?あれは睡眠中の口呼吸によって口の中が乾燥して、そのせいで菌が繁殖して口臭を発生させているのです。

ですから、お口が乾燥すると口臭を発生させるという事をしっかりと覚えておきましょう。口が乾いたなと思ったら、まずは水を飲んで口の中を乾燥から守ってあげましょう。

・意識して噛む回数を増やす

私はかなり前から意識的に食事の際には噛む回数を増やすようにしています。それ以来、胃腸の調子も良くなり体調も良くなりました。

噛む事を意識して行うと唾液の分泌量が増えます。そして唾液には消化をサポートする働きもあるので胃腸の働きも良くなっていくと言う訳です。

食べる事によって副交感神経を刺激します。副交感神経が刺激されるとストレスなどによって緊張している交感神経の興奮を鎮めます。それによって唾液の量も増えていきます。

このように食べるという行為自体に唾液を増やす役割があると言う事なんです。忙しくて朝食を抜いている人も多い昨今ですが、食事を抜くと唾液の量が減るので口臭を発する可能性が高まるという事に繋がります。

どうしても食欲がない場合、あるいは寝坊してしまった時などはガムを噛むようにしましょう。唾液が出る事によって空腹を抑える事も出来ます。

ガムを噛むときには出来るだけキシリトールなど砂糖を使っていないガムをオススメします。お口の中の細菌達は甘いものが大好きです。甘いものは虫歯の原因になりますからね。

それから、キシリトールですが市販のガムには通常はキシリトールは全体の50%以下して配合されていません。ですから、ネットや歯科医で販売しているキシリトール成分が90%以上のガムをオススメしておきます。

唾液線を刺激する

人間の体には唾液線というものがあります。唾液腺は三つありますが、耳下線、顎下線、そして舌下線の三つです。その部分を手で押さえたりして刺激してあげるという方法です。

一番わかりやすい唾液線は顎下線です。場所はどこかと言うと顎の下の柔らかい部分です。その部分を耳の下からあご先までを何回か押すだけです。

しばらくすると、舌の先から唾液が出てくるのを確認する事が出来ます。

玉ねぎをたくさん食べる

玉ねぎにはポリフェノールの一種であるケルセチンという成分が配合されています。このケルセチンは唾液の量を増やす働きがあると言われています。ケルセチンは太陽光から身を守る為に作られる色素です。

このケルセチンという玉ねぎの成分は皮に最も含まれているので、皮を粉末にしてお茶として飲んだり、スープにして飲むという方法が考えられます。

ケルセチンは熱にも強いので、どんな料理でも効率的に摂取する事は出来ます。

・口臭サプリを活用する

最近ネット通販では、口臭サプリを良く見かけます。口臭サプリを選ぶ際には成分を見た上で、口臭に有効な成分が配合されているかどうかが選ぶ際のコツになります。

前述したように唾液に含まれているラクトフェリンやラクトパーオキシターゼなどを含んでいれば口臭の予防の効果があると言えます。

・オーラルデントを活用する

オーラルデントには、抗酸化力が高いコエンザイムQ10や強い殺菌・抗菌作用を持つプロポリスエキスやユーカリエキスといった口臭予防に効果的な成分も含まれています。さらに、腸内を整えるビフィズス菌も配合されているので、腸内環境の悪化による口臭対策にも効果的です。

オーラルデントはタブレットタイプなので、そのまま口に含んで舐めるだけなので手軽に対策ができてしまいます。

口臭を予防するには唾液の分泌量を増やすことが欠かせません。しかし、口臭の原因には胃や腸、肝臓の不調によって起こることもあります。その場合は、唾液を促しても改善することはできません。原因となるこれらの内臓を健康にしてあげる必要になるのです。

まとめ

いかがでしたか?今回は口臭を防ぐ為には唾液が必要であること。唾液の働き、そして唾液を具体的に増やしていく方法をお伝えしてきました。

唾液は年齢と共に分泌量が低下します。ですから年齢に応じて意図的に唾液の分泌を増やしていく事が大切なのです。

また、口臭は肝機能にも影響しています。唾液が増えても口臭が減らないのであれば、それは別の原因である可能性が高いです。

その場合は専門医に相談するなり、別の手立てを考えた方が良い時もあります。