夏も終わりを告げ、これから本格的な冬になっていきますね。暑い時は女性は大変です。何故なら暑くても寒くても最低限身に付けなければいけない下着は変わらないからです。
その最たるものが女性には必須の下着と言ってもいいブラジャーです。私がまだ体臭や臭いの事についてあまり詳しくなかった頃にブラジャーに関係する事で心配になった事があったんです。
それを今回はお話しようと思います。どんな内容かと言いますと、あれは本当に夏真っ盛りの時でした。家を出て職場に向かい、職場からある取引先に向かう時の事でした。少し歩いていると何かヘンな臭いがするんです。
胸の辺りからムワっと嫌なニオイを感じたんです。暑い時期って胸の谷間の間に汗をかいて、その汗がブラジャーに染み付いて汗臭くなる経験をしたことがありませんか?
また、そのニオイがブラジャーのニオイなのか自分の体臭のニオイかが良くわからなくて私って体臭が臭いのかな?と心配になった事はありませんか?
この時に私がまさにこの状態で、ブラジャーからのニオイなのか?はたまた自分の体臭なのか分からずに悩んでいたんです。
でも、後で調べてみてこの場合の臭いの大半はブラジャーからのニオイだと分かったので安心したんですけどね。実は胸って汗腺が多い場所なんです。また皮脂腺も集中している場所なので汗を非常にかきやすい場所なんです。
そんな汗が発生しやすい場所にブラジャーを付けている訳ですから、汗も出ますよね。汗が出ない方が不思議です。
しかも、大抵の場合はブラは体に密着していますし、その影響でムレやすい環境が整っていますからね。そういう事で今回は、まずは汗が何故臭くなっていくのか?まずはその仕組みを理解していき、汗くさくならない為にはどうすればいいか?
そして、ブラジャーが臭くならないようにするにはどうすればいいかをお伝えしていきますね。まずは、汗をかくとどうして汗臭くなるかを見ていきましょう。
目次
何故、汗をかくと汗臭いニオイを発生させるの?
私たちがかく汗は多くの人がニオイがあってクサイと思っています。でも、それは大きな間違いです。元々汗は汗をかいた直後はほとんど無臭です。
例えば、サウナやお風呂で汗をかいても汗クサイとは感じないですよね。そんな体験からも分かるように汗はほぼ無臭です。
では、最初は無臭である汗が何故汗臭いというニオイを出すようになるのか?それは出た汗をそのまま放置する事で、汗に体の汚れや垢、皮脂などが混じっていきます。
その状態で菌は大好物である垢、皮脂などをエサにして増殖していくんです。菌が増える過程で老廃物としてニオイを発生させています。このニオイが一般的に言う「汗臭い」というニオイなんです。
汗臭くならないために心がける3つのこと
ここまでで、最初にかく汗はほとんど無臭であることがお分かり頂けたかと思います。次にお伝えするのは汗臭くならない為には何をどうすればいいかという事です。3つの方法がありますが、一つずつ見ていきましょう。
汗をかいたらこまめに拭く
ブラジャーをつけていると胸元、背中、ワキの下などにたくさんの汗をかきます。また、胸元、背中、わきは人間の体の中でも特に汗腺が集中しており、汗をかきやすい場場所でもあるんです。
最初にかいた汗は無臭であっても、汗をかいたまま放置する事によって、皮膚に中にいる常在菌が汗と汚れや皮脂、垢などをエサとして繁殖していきます。
その繁殖を抑える為には、出た汗をこまめに拭くしかありません。汗をかいたらすぐに拭き取ることで、ニオイの発生を抑えることが出来るので、こまめに拭き取るようにしましょう。
胸元をキチンと洗う事が大切
さきほど申し上げたように、胸元は人間の体の中でも汗腺と皮脂腺が集中しており、汗もかきやすく皮脂も出やすい場所でもあります。
ですから、入浴時に汗と皮脂をしっかり落とす事が大切です。そうする事によってニオイの発生を抑える事が出来ます。
洗い方ですが、石鹸を良く泡立てて、やさしく撫でるように洗って下さいね。間違ってもゴシゴシと力を入れて洗わないようにしましょう。
それとこれは暑いシーズンだけの事になると思いますが、寝ている時にかく汗はコップ一杯くらいあると言われています。
前日に体をキレイに洗っても寝ている時には汗や皮脂が分泌されます。朝起きた時に汗をかいたなと思ったら、かるく朝シャワーをして汗を流しておきましょう。
特にチェックする場所は、背中、胸の間、脇の下の3箇所です。時間にしてほんの数分です。これも暑い時期には実践していきたいですね。
ミョウバン水で汗の臭いを抑える
次はミョウバン水を自宅で作って汗のニオイを抑える方法をお伝えしていきます。ミョウバン水は酸性で汗の成分に含まれるアンモニアなどアルカリ性のニオイ物質を中和し、その上消臭してくれる作用があります。
使い方は簡単でミョウバンスプレーを胸元や脇の下にスプレーしておくだけです。たったそれだけで菌の繁殖を抑えてニオイを抑える事が出来ます。
ブラジャーが汗臭くなる理由はこれだった!
次にブラジャーが臭くなる理由についてお伝えしていきます。ブラジャーが汗臭くなる理由は主に三つです。一つずつ見ていきましょう。
ブラジャーにニオイが蓄積されているから
ブラジャーは毎日浸ける衣類であり、肌に密着しています。肌に密着している事で、汗や皮脂が染み込みやすくなり、その汗や皮脂をエサとして菌が繁殖をして、ニオイ物質を発生させます。
この発生したニオイ物質はブラジャーそのものにも蓄積されています。ブラジャーを付けている部分は肌に密着していることで蒸れやすく、汗をかくことで湿度も温度も高くなりやすくなります。
そうなると、菌が繁殖されやすい環境が整う事になり、実際に増殖してニオイの発生も多くなりす。この発生したニオイ物質がブラジャーに付着していきます。
このニオイ物質が付着する量が増えることによって、人が近寄っただけでもクサイと思われるようになるんです。これがブラジャーが汗臭くなる要因です。
ブラジャーの洗濯が不十分!
ブラジャーは毎日付けるものなのでこまめに洗濯する必要があります。洗濯がきちんとされていないとニオイ物質がブラジャーに残っています。
ブラジャーの繊維の奥にニオイ物質の元になる皮脂や垢、汚れが残っているとそこからまた菌が繁殖します。また、いくら洗濯していても選択後生乾きの状態で放置しておくと、そこからまた菌が繁殖します。菌は湿った環境が大好きです。
放置する時間が長ければせっかく選択してニオイの原因物質が落ちていたとしても、生乾きの状態が長く続くと、また菌が付着して増殖していくんです。
そして、またニオイを出すという悪循環に陥っていきます。また、使った日に汗をよくかいたと実感したなら、漬け置きしておくのも一つの方法です。
帰宅後すぐに漬けおきして2時間ほど放置します。その後、洗濯する事によってかなりニオイ物質は落ちていると思います。
また、毎日の入浴時にブラジャーだけ手洗いするというのもいい方法だと思います。いずれにしても、あなたの生活習慣に合わせて出来る事から始めていきましょう。
毎日同じブラジャーを使い回ししている!
ブラジャーに汗クサイ匂いを染み込ませないように為には、毎日清潔なブラジャーを着用する事が大切です。
これは極当たり前の事なんですが、人によってはあまり汗をかかなかったという理由で翌日に同じブラジャーを着用して出かける人もいると聞いた事があります。
それを二日、三日続ける人もいると聞いた事があるのですが、これはニオイの観点から言うと自殺行為に等しいです。
特に暑い時期は汗が染み込みやすくなっていますので、毎日ブラジャーを取り替えていくのが常識です。その為には最低でも3枚くらいは替えを持っていたい所です。
汗をブラジャーに染み込ませない為の工夫はコレ
次にブラジャーに汗を染み込ませない為の工夫についてお伝えしていきます。ブラジャーに汗が染み込まなようにするには、汗取りパットを使うのが一番効果的です。
最近は色々な種類の汗取りパットが販売されていますが、ブラジャーに挟み込むだけで、胸の谷間にたまる汗をしっかり吸収してくれます。
汗が汗取りパットに溜まったと思ったら、トイレ等で取り替える事で臭わなくなります。一日に何度も取り替えるのは無理がありますが、時間と回数をあらかじめ決めておけばそれほど苦になるものでもありません。
私は夏場であれば、お昼休み、そして3時の休憩時に取り替えるようにしていました。ただ、お昼休みから3時の休憩時間までは、時間がそれほど経っていないので汗の状況を見て取り替えない時もあったと思います。
ブラジャーに挟み込むだけで、胸の谷間にたまる汗をしっかり吸収してくれる汗取りパットを効果的に使うことで胸から出る嫌な汗臭いニオイを防ぐ事が出来ます。
ブラジャーについた汗臭さを落とす効果的な洗濯方法
ブラジャーに付着した汗の臭いを落とすには、洗う前におしゃれ着用洗剤をブラジャーに含ませることで洗浄液が浸透してデリケートなブラジャーでもやさしく洗えて、汚れや臭いをしっかり落としてくれます。
具体的な洗濯の流れをご紹介していきます。ぜひ実践してみてください。
【洗濯の流れ】
汚れがひどい場合は、行程1~3を行なってください。取り外しが出来るパッドを使っている場合は洗剤が残りやすいので、別々に洗います。
・おしゃれ着用洗剤の原液をブラジャーに直接塗布する。
・軽くたたいて汚れを浮かす。
もむ・こするは、素材を傷めたり縮む事もあるので要注意。
・洗濯表示を確認して洗濯する。(①は手洗いの場合、②は洗濯機の場合)
・干す
①手洗い表示の場合
大きめの容器におしゃれ着用の洗剤を入れる。
軽くふり洗いか、汚れのひどいところはつかみ洗いや押し洗いを行ないます。もみ洗いやねじり絞りは、型くずれや素材を傷める原因になるので避けてください。
洗剤が残っていると黄ばみや色落ちの原因になるので、すすぎは充分に行います。軽く振って水気を取ってから、大きめのタオルを用意して包み込むようにやさしく水気を取ります。
②洗濯機表示の場合
ブラジャーはホックをとめて、下着用の洗濯ネットにアイテム別、同系色ごとに分けていれます。色移りしそうなものには気をつけてください。
弱水流で5~6分程度洗います。全自動の場合は、ソフト洗いやランジェリーコース、短時間コースを選べば、型崩れも軽減できるので、長く洗いすぎないように注意が必要です。
行程4. 干す
湿っているうちに指先でカップの形をしっかりと整えてから、ブラジャーを逆さにして、アンダーバスト部分をクリップで留めて干してください。アンダーバストの前の部分を中心にして折り返し、ハンガーにかけるのもおすすめの干し方です。
干すときには、どこかに引っかけたり変なクセがついてしまわないように、ホックを留めてください。また、黄ばみや色あせなどの傷みを防ぐためには直射日光を避け、陰干しするのも大事なポイントです。
ブラジャーは繊維が繊細なので、手洗いした方が繊維を傷めにくいです。長持ちさせようと思えば手洗いする方がいいと思います。
まとめ
いかがですか?
今回はブラジャーが汗クサイ場合の原因とその対処法についてお伝えしてきました。ブラジャーが汗臭くなると言うのは女性であるならば誰でも一度や二度は経験した事がある事です。
女性にとってオシャレする事を日々の生活を楽しみ、生き生きと自分らしく生きていく為に必要なことだと私は思っています。ただ、いくら外見だけはキレイでも、来ている衣類から汗臭い匂いを出していれば、それはオシャレとは言えません。
下着も同じです。下着も見た目を楽しむファッションの一つになりつつありますが、汗臭いニオイが下着から出ているとお手入れが不十分だという事です。日々の生活の中でオシャレを楽しむには、下着のニオイケアもしっかりと行っていきたいですね。