先日の話なんですが、朝早く起きて溜まっていた洗濯物を洗濯していたんです。まあ、手でゴシゴシと洗う訳ではないので楽チンと言えば楽チンなんですけどね。
洗濯機を回しながら、同時並行でキッチンのお掃除とかやっていたんです。そうしたら電話がかかってきて、親からの電話で結構長電話しちゃったんですよ。
それで、その後が最悪でした。何かって言うと、洗濯物をそのままにしてたんですよ。電話が長引いたので洗濯してた事を丸っきり忘れちゃったんです。
でも、一応洗濯した訳だし、生乾き状態でも干して、完全に乾かそうと思って、ニオイをかいでみるともう、最悪でした。
臭くて、臭くて、生乾きの匂いってあんなに臭かったんですね。このニオイの原因はモラクセラ菌と言う名称らしいですまたまた、少し前置きが長くなってしまいましたが、今回はそのモラクセラ菌について書いていこうと思います。
目次
モラクセラ菌って何?
あなたは「モラクセラ菌」って聞いた事がありますか?私は初めて聞きました。でも、この菌って最近発見された菌ではなくて、かなり昔からあるようです。
衣類の生乾きの原因菌だと言うのは、大手洗剤メーカーである花王が発見したようです。このモラクセラ菌の特徴は洗濯した後の衣類の水分や人間の皮脂、あるいは手垢などを吸収して、そこに雑菌が繁殖してニオイを発生させるようです。
ですから、衣類の生乾きの、あの嫌なニオイはモラクセラ菌が原因だと言う事ですね。結局は菌なので殺菌さえ出来れば、あのニオイは発生しないという訳ですね。
洗濯機の内部にもモラクセラ菌は存在している
次にモラクセラ菌はどこにいるのか?についてお伝えしていきますね。モラクセラ菌は驚くことなかれ洗濯機の中に潜んでいるんです。
洗濯機の内部が汚れていてカビだらけだったり不衛生な状態でいるとモラクセラ菌が発生している可能性が高いです。
洗濯機って衣類を洗う機械ではありますが、目に見えない場所に汚れ、カビなどが隠れています。ですから、洗濯機そのものもキレイにしておく必要があるんです。
洗濯機でいつもキレイに清潔にしておきたい場所は・・以下の通りです。
(1)洗剤投入ケース、ごみ取りネット、乾燥フィルター、排水フィルターなど
(2)フタの裏やパッキンの裏、洗濯層のフチなど、陰になる場所
(3)洗濯槽の中
上記の箇所は必ずと言っていいほどキレイに清潔にしておきたい場所です。掃除の仕方ですが外せるパーツは出来るだけ外して、使い古しの歯ブラシで構わないので漂白剤などを使って汚れを取っておきましょう。
洗面器の中に熱めのお湯を入れて、歯ブラシに漂白剤を付けながら洗っていきます。細かいパーツで取り外しが出来て歯ブラシでこすっても汚れが取れない部分は漬けおきしておきましょう。
洗濯槽の掃除の仕方について
次は大元の洗濯槽の掃除の行い方です。お分かりだと思いますが、洗濯槽の中に衣類を入れて洗濯をするのでここも重要なパーツです。この中に菌がうようよといたのでは、洗濯しながら菌を付けているようなものですからね。
どう洗うかですが、さきほど申し上げたようにモラクセラ菌は熱に弱いです。ですから、洗濯槽の中に熱いお湯(出来れば60度以上)を入れます。
お湯を出来るだけ入れたら、その中に漂白剤を入れます。漂白剤の量はお湯10Lに対し50gくらいが適量なので湯量に対して約5倍と覚えて下さい。
お湯と漂白剤を入れたら、いよいよ始動させます。何を行うかと言うと、まずは5分ほど洗濯機を回します。
勿論中には衣類を入れないで、カラのまま回します。5分ほど洗濯機を回したら、半日はそのままにして漬けおきしておきます。
放置した後に洗濯機の蓋を開けてみると、すごい事になっています。洗濯槽の中にいたカビ達がドロドロと浮いてきています。
浸けおきが終わった後は すすいで、脱水と言う流れですね。この流れを汚れが浮いてこなくなるまで行います。
今までこの作業を一度もやったことがなければ3回~5回はやらないといけないと思います。それだけ汚れが蓄積している訳なんです。
でも、私も初めてこれをやった時にはゾッとしましたね。洗濯機の中ってイメージ的にキレイなモノだと思い込んでいましたからね。
でも、それはあくまでも思い込みで何の根拠もありません。現実を見てしまうとこんなにカビや汚れや菌がうようよしている中で洗濯をしていたのかと愕然とします。
でも、一番最初は複数回繰り返さないといけませんが、二回目からは一回で済むと思います。但し、洗濯機自体のお掃除もこまめにやった方がいいですね。
月に一回くらいこの洗濯機自体のお掃除を行っておけば洗濯槽の中に潜んでいるモラクセラ菌を殺菌する事が出来て洗濯物もキレイに、いい洗剤の洗いあがりのニオイで仕上げる事が出来ます。
モラクセラ菌を殺菌するにはどうすればいい?
それで、次にお伝えするのは、モラクセラ菌をどのように殺菌するか?という事です。この菌は高温に無茶苦茶弱いので、一番いいのはお湯の中に漬けるか、アイロンを使かのどちらかです。
15分ほどお湯に浸ける
一つずつお伝えしていきますね。モラクセラ菌は乾燥と湿気と水分に強い菌です。たまに乾燥していてもニオイがする衣類とかあると思いますが、あれは生乾きの状態で完全に乾かさないでそのまま乾燥してしまったのでニオイが付いてしまった言う訳です。
ではモラクセラ菌を撃退するにはどうすればいいか? それは、お湯で洗う事です!モラクセラ菌は熱に弱い性質を持っています。
ですから洗濯をする前に熱いお湯に衣類をつけておく。たったこれだけです。これをするだけでモラクセラ菌は死滅します。結果的に殺菌が出来てしまいます。。
でも、心配はいりませんよ。熱いお湯と言ってもわざわざ沸騰させたお湯を大量に準備するとか、そんな必要はないです。
せいぜい私たちが毎日お風呂に入る温度くらいのお湯です。42度くらいのお湯で十分です。そのお湯の中に15分ほど浸けておくだけです。
お湯に15分くらいつけておけば菌は死滅します!別に42度言ってもきっちりその温度でなければいけないという事はないですからね。
40度以上のお湯であれば構いません。別に家の給湯器で出せるマックスの高温でも問題ないですからね。そうすれば、あの嫌な生乾きのニオイは撃退する事が出来ます。
アイロンを使う
次にお伝えするのはアイロンを使う方法です。アイロンと言えばやはり高温で衣類を伸ばすというイメージですね。そしてかなり高温です。
実際に何度かは測った事がありませんが、多分42度以上ではないかと思います。ですからお湯と同じ効果があるんですね。
生乾きが酷くてお湯では心配という場合は、一枚ずつアイロンをかけるといいですよ。アイロンした後に、干してあげればニオイは完全に取れていい香りがする洗濯物に変わります。
ただ毎回アイロンをかけるのは面倒なので、ニオイが気になる時だけアイロンをかければいいと思います。
モラクセラを殺菌出来る洗剤を使う
今までお伝えしてきた二つの方法ですが、たまにやるなら、まだいいですが、正直面倒ですよね。毎回毎回こんな事やってらんないと思っている方もいると思います。
でも、安心してくださいね。最後にお伝えするのはもっと簡単ですから。それは洗剤を使う事です。それも市販で売っている洗剤です。
どの洗剤を使えばいいかもバッチリお伝えしますからね。それは、「アタックNeo 抗菌EX Wパワー」です。
これはモラクセラ菌が生乾きの衣類のニオイの原因物質を突き止めた花王が販売している洗濯洗剤です。まさに、モラクセラ菌を殺菌する為に生まれたと言ってもいいような協力な洗剤です。
まとめ
いかがですか?
今回は洗濯した後の衣類が生乾きになった時の嫌なニオイの原因はモラクセラ菌と言う雑菌によるものだと言うお話でしたね。
そして、この雑菌は洗濯機の周りや洗濯槽の中にじっと潜んでいてニオイの原因を作っていると言う事。それを解消するには月一回程度は洗濯機の自体のお掃除が必要であること。
さらには、衣類に付いたモラクセラ菌を殺菌する方法などについてお伝えしてきました。今回お伝えした方法はかなり強力です。
これを確実の行えばせっかく洗った衣類からあの生乾きの嫌なニオイはなくなります。ニオイが気になる人には是非行って欲しいですね。