今回は精神性発汗を取り上げていきたいと思います。通常の汗は体温を調整するために出るものですが、それ以外の原因で汗が出る場合があります。それが精神性発汗と言われるものです。例えば、人前で何かの発表をする、自分が苦手としている人と会う、そんな時に手や顔、あるいは脇などから大量の汗が出る場合があります。
このような汗は誰でも一度や二度は経験した事があると思いますが、あまりに頻繁に起こると日常生活にも支障をきたす事もあります。緊張が主な原因で一気に汗が噴き出してしまうこの精神性発汗の仕組みと解決方法について詳しく見ていきましょう。
目次
精神性発汗の特徴って何?
精神性発汗は体が緊張した時や興奮した時にかく汗の事です。特徴としてはある一部の体の部位に大量に汗が出ると言うものです。
例えば、手汗と言われる手の平や手全体から滝のような汗が出る、足から汗が噴き出す、あるいは顔から滝のような汗が流れる、またワキから大量の汗が吹き出て来ているシャツの脇の部分がびしょびしょに濡れてしまう。
こういう現象が起こります。これは精神的に抑圧されてかく汗なので自分で止めようと思っても止める事が出来ない厄介な汗でもあります。これが日常生活で頻繁に起こってくると、精神性多汗症と言って、普通の汗の量ではなく大量の汗をかくようになります。
精神性発汗のもう一つの特徴は、一気に汗が噴き出すのでミネラル成分の再吸収が不十分になるので、普通にかく汗よりもニオイのキツイ汗になる事が多い事です。
精神性発汗を引き起こす原因はこれだった!こういう人がなりやすい?
精神性発汗を引き起こす原因は、ストレスや緊張が主な原因です。汗腺は自律神経によって制御されています。そのため、緊張や過度なストレスによって交感神経が緊張することで、汗の分泌が盛んになります。
緊張やストレスで一気に汗が流れ始めた。しかも目の前には自分の知り合いであったり、取引先の担当者がいる。
そんな時に急に汗が出てきたら焦りますよね。こういう時に心の中では「なんでこんな時に汗が出るんだ、汗よ止まってくれ」「今大切な話をしている時なんだ、汗よ頼むから止まってくれ」と多くの場合心の中で叫んでいると思います。
このような心理状態になると汗は止まるどころか、さらに大量の汗を出していきます。それが更に緊張やストレスに繋がります。大量の汗をかいて焦ってしまうのは、人前で大量の汗をかいている自分を見られるのが恥ずかしい、あるいは汗をかいた事によって汗臭いと思われないか?そんな心理が働くからです。
ですから、精神性発汗がある人の特徴は真面目な人、緊張しやすい人、神経質な人、赤面症など人前に出るのが苦手な人などが考えられます。
精神性発汗はどう解決すればいい
精神性発汗を解決するにはいくつかの方法があります。中には自分で対処出来る方法もありますので、出来る所から試して頂ければと思います。
精神療法を使って精神性発汗を止める
精神性発汗を解決する一番の方法は、精神療法によって原因となる不安を取り除くことです。例えば、人と会うことで手汗や脇汗が多いのであれば、対人関係において無意識の中で不安を感じてしまうことがあると言えます。
このように何かの精神的に不安な要素を抱えてしまっている場合が多いのです。まずはそれが何かを突き止めていく必要があります。ただ、これにはマイナス面もあります。精神療法なので時間がかかるという事です。それと自分の精神的な部分を他人に打ち明けないといけないという事があります。
いくら専門医とは言え、自分の心の内を全てさらけ出して、何が原因であるかを探っていかないといけません。それがまたストレスになる場合もあります。
ですから、これは個人差があるので一概に精神療法がベストだとは言いづらい面もあるのです。人に自分の心の内や弱い部分を打ち明けるのは嫌だという場合は、別の方法を探っていく事になります。
制汗剤やボトックス注射によって精神性発汗を止める
制汗力が高いデオドラント剤を使ったり、ボトックス注射で汗を抑えるのも有効な方法です。精神性発汗は汗を意識するから、その事によって更に大量の汗を出す事になります。
ですから、最初から汗を出さないように対策をしておけば、汗をかく心配はありません。それによって精神的に穏やかになり不安が解消されます。ですから、制汗剤やボトックス注射などの方法を使う事によって、知らない間に精神性発汗は止まっている事例もあります。
デトックス注射は一回行うと30万円ほどの金額がかかります。それは少しリスクがあります。制汗クリームなら毎月購入したとしても、数千円の出費で済みます。専門医に通うことやデトックス注射と比べるとかなりリスクは低いと言えますね。
すぐにでも汗を止めたい場合は「深呼吸」しかない
人には人生に中で色々なシーンがあります。時には人生を賭けた大舞台に立たなければいけないシーンもあるかもしれません。
そんな緊急時に役立つのが深呼吸です。何だ、深呼吸と思わないで下さいね。深呼吸には緊張によって優位になった交感神経を鎮め、リラックスの神経である副交感神経を優位にする働きがあります。
特に腹式呼吸は自律神経が密集している横隔膜を上下させるので、ゆっくりと呼吸することでより高いリラックス効果が期待できます。
出来れば一人になって、誰もいないような所で行うのがいいのですが、それが無理なら最低でも5分くらいはゆったりとした気分で深呼吸を繰り返し行ってみて下さい。かなり緊張がほぐれてリラックス出来ると思います。
まとめ
いかがですか?
今回は精神性発汗について詳しくお伝えしてきました。精神的な理由から起こる発汗なので自分ではなかなか対処がしずらい症状です。
気になるようなら、やはり汗を止める制汗クリームがすぐに対応出来るという意味ではいいのかなと思います。また、最近は汗を止めるサプリも販売されています。制汗クリームと制汗サプリの二重対策で汗を止めておけば、精神性発汗はかなりなくなると思いませんか?
私がオススメするのは「アセッパー」というサプリです。このサプリは人間の代謝と汗の関係を考え抜いて開発された商品です。一番の特徴は汗対策とニオイ対策が同時に出来ると言う点です。代謝を向上させる事で良い汗の発汗を高めます。
消臭成分には緑茶、柿渋、クロレラエキスなどを使用しています。実際に飲んだことのあるユーザーの満足度は91,7%と高い評価を得ています。汗の悩みを抱えている人にとっては悩みを解決してくれるサプリだと言えます。