今回は海外のワキガ事情についてお伝えしていきこうと思います。元々日本人は農耕民族なのでワキガ体質の人は少なかったんです。
ですから、外国人と比べると日本人でワキガ体質の人はかなり少ないです。日本人だけではなく、アジア圏の中国人や韓国人なども欧米諸国と比較してみるとワキガ体質の人は少ない事が分かります。その反面、黒人は100%、白人でも約80%の人たちがワキガ体質という事なので、外国に行けばほとんどが、ワキガ体質だと言うことです。
ですから、海外では日本のようにスメハラのような言葉もありませんし、ニオイで人を差別するような風習はありません。それが当たり前の世界なので、軽度のワキガなら気にする人もほとんどいませんし、逆の異性を寄せ付けるフェロモン作用さえ期待出来ると考える人も多いようです。
その点、日本人は何百年も前から清潔を好み、無臭や自然を好みます。そういう民族なので少しでも異臭を感じると嫌な顔をしたり、不快に感じてしまうのです。
このような価値観を持つ日本社会の中で、全体の約10%にも満たないワキガ体質の人は、自分のニオイで周囲に迷惑をかけたり、人から後ろ指を差されないかを気にしたりして日々の生活を送っています。
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外国並にワキガ商品が売れる今の日本
今の日本は外国並にワキガ商品が売れます。夏場になればドラッグストアでは特設コーナーが設けられ制汗剤コーナーなどが設置されますね。
その種類の豊富さに本当に驚かされます。制汗剤の王道とスプレータイプのデオドラント商品や直塗り出来るスティックタイプのデオドラント商品、あるいはロールオンタイプと形状や成分の違いこそあれどの商品もワキ汗やワキガに対応する為の商品ばかりです。
こういう現状を見てみると、日本のデオドラントに対するニーズは食生活の欧米化や生活様式そのものの多様化、そして国際結婚などによる体質の変化が背景にあると私は感じています。
海外のデオドラント事情はこうなっている
海外製のデオドラント剤は、本当に効果的なものが多いです。これには先ほど申し上げた海外の人の多くは生まれつきワキガ体質であり、ワキガの長い歴史があるからだと思います。
特に海外の人って知っている人もたくさんいますが、体臭そのものがかなり強く、ワキガの臭いもかなりきついのが特徴です。ですから、日本人が外国産のワキガ商品を使うと肌に合わなかったり、香料が強すぎて却ってワキガのニオイと混ざって変なニオイを出してしまうのです。
ですから、日本人がワキガに対して何らかのデオドラント商品を使うならば、日本人のお肌を研究してお肌に合う商品開発している日本製の商品を使う方が賢明と言えます。
普段の食事で肉類や乳製品を制限した方がいい?
ワキがになりやすい人の食生活を見てみると、肉類が多いのと乳製品を普段の食事の中でかなり摂っているのが分かります。
洋食のメニュを見てみれば肉や乳製品をたくさん使っている事からもそれは容易に想像出来ますよね。ですから外食が多い方で、洋食メニュを頻繁に食べる人はやはり外食が少ない日本人と比べてワキガのリスクが高いと言えます。
かと言って普段の食生活から肉類や乳製品をまったく食べないと言う訳にはいきません。肉類は体を作る大切な栄養源ですからね。
特に成長期のお子さんがいる家庭においては肉類や乳製品は欠かせないものだと思います。ですから、普段の食生活において肉類を極端に必制限するのではなく、以下の事に注意しながら食生活を楽しんでいけばいいのではないかと思います。
ワキガに良い食べ物と悪い食べ物を知って食事を見直す
肉類の選び方
すでにワキが体質で悩んでいる人や、これからワキが予防したいという人は、脂身の少ないお肉を食べる事によって体臭そのものの予防が出来ます。鶏肉は脂身が少なく、タンパク質豊富で豚肉や牛肉と比較するとアポクリン汗腺を刺激しずらい食べ物です。
また、同じタンパク質を摂取するにしても、植物性タンパク質である大豆製品などを、摂取するなどしたいものです。
乳製品の選び方
脂肪分の多い牛乳やヨーグルト、チーズなどはアポクリン汗腺を刺激しやすい食品です。乳製品にはカルシウムが豊富というメリットもあるのですが、デメリットもあるという事ですね。
牛乳は毎日の食卓に欠かせないものですが、飲むなら低脂肪の牛乳を飲むようにしたいものです。購入する際には、製品の裏面に記載されている脂肪率などをしっかり把握してから摂取したいものです。
刺激物は控える
お酒のおつまみに食べてしまいがちな塩辛い食べ物、あるいは唐辛子やコショウなどの香辛料もアポクリン腺を刺激しやすい食品です。また極度の辛い食べ物もニオイを発生させやすい食品ですので注意が必要です。
糖分は控える
最近の若い方はスイーツを好む人も増えていますが、スイーツにたくさん使用される糖分はワキガを誘発します。摂り過ぎには注意が必要です。
砂糖をたっぷりと使った洋菓子よりも、糖分の量を控えた和菓子などにシフトしていくのも一つの方法です。
今後ますます増えていく日本人のワキガ体質!
これから日本を取り巻く環境はますます国際化していきます。それは労働人口の低下により日本政府は海外の労働者をさらに増やす政策を進めていることなどから分かります。日本に海外からの移住者が増えれば、男女の恋愛事情も変わってきます。日本人と外国人が結婚する機会はもっと増えていくことが予想できます。
国際結婚が増えると、その間に誕生した整った顔立ちやスタイル抜群のハーフやクォーターも増えていきます。元々外国人にはワキガ体質の人が多いと言うのは前述した通りですが、ワキガ体質の外国人の遺伝子が日本人の遺伝子と混ざる事によって、その子供たちには高確率でワキガ体質も遺伝していきます。
ワキガはアポクリン腺の量によって決まりますが、それは親から受け継いでいくものです。片親がワキガの場合は子供への遺伝率は約50%、両親がワキガの場合はの遺伝率は約75~80%と非常に遺伝率が高い事はご承知の通リです。
片親が外国人だと、姿かたちも華やかなビジュアルな容姿を受け継ぐ事も多いですが、その反面でワキガ体質に悩むハーフやクォーターが多く存在しているという現実があるのです。
日本人の和食離れは、ワキガ体質を増やしてしまう?
日本に西洋文化が入ってきて、それと共に食生活もかなり西洋化していきました。肉類や乳製品を日本人が摂るようになったのは明治以降ですl
非常に経済発展をもたらし、いい面も多かった分、外国人の肉、乳製品などを多く摂取する食文化は、ワキガに関係するアポクリン汗腺の発達を活発にするなどの影響を及ぼしてきました。ワキガ体質の少ない国の食文化は、野菜や魚などを摂取している事が多いのです。かっての日本も野菜や魚中心の食生活でした。
それが、時代の変化と共に食の欧米化が進んできました。また、ジャンクフードなども日常生活に蔓延したのもワキガ体質を増やした要因の一つです。例えば、ハンバーガーなどをつくる時に使用される添加物なども、汗腺に刺激を与える事もあり、食の変化はワキガ増加に直結していると言えます。
しかし、この食文化の欧米化は止める事は難しいでしょう。マクドナルド含め海外の飲食店のブランドがどんどん日本に進出を果たしています。
それだけ今の日本人は欧米の文化に影響を受けているとも言えます。もともと、ワキガ遺伝子をもっている場合、脂肪分の多い洋食や、刺激物を摂取する事でさらに、ワキガをエスカレートさせてしまうのです。
まとめ
いかがですか?
今回は海外のワキガ事情や、これから日本人はますますワキガが増えていくであろう理由などについてお伝えしてきました。
ワキガ体質は食生活を工夫していく事によって、かなり抑制出来ることは分かっています。牛肉や豚肉を食べる時には出来るだけ脂身は食べない、赤身を中心に食べるようにする。
鶏肉は脂身が少なく脂肪分が少ないのでワキガに悩んでいる人にとっては最適な肉類であること。また乳製品を摂る際には出来るだけ脂肪分が少ないモノをチョイスするなど、色々と生活の中で工夫する事によってワキガ体質を抑える事が可能です。
日本ではスメハラと言う言葉があるようにニオイで人を差別する習慣が存在しますが、これも人に不快感を与えないエチケットと捉える事が出来れば前向きに自分の体臭と向き合って対処していけるのではないかと思います。