今回は運動で汗をかく事とワキガの関係についてお伝えしていきます。ワキガの人は出来るだけ汗をかかない方がいいって聞いたことがありませんか?
その一方で運動して汗をかくことがワキガの予防に繋がるという話があります。いったいどちらが正しいの?と私もまだあまりワキガについて知らない時に感じたことがあります。
多分、ワキガで悩んでいる人の中でも、いったいどちらが正しいんだろう?と迷っている人も多いと思います。そこで今回は運動して汗をかく事がワキガの予防につながるのか?という事をお伝えしていきます。
汗には良い汗と悪い汗がある
運動をすると汗をかきます。中でも有酸素運動はとても良い汗をかく事が出来ます。運動には無酸素運動と有酸素運動の二つがありますが、まずこの違いについてお伝えしていきますね。
運動は、主に脂肪をエネルギー源として燃焼させる事を指します。身近な運動と言えばジョギングやランニング、水泳などがありますね。要は続けて体を動かしている状態の事を有酸素運動と言います。
それに対して、無酸素運動とはダンベルや腹筋運動など短い時間に集中して行う運動の事を指します。
どちらの運動の方が良い汗をかく事が出来るかと言うと、それは有酸素運動です。
汗腺には導幹部というところがありますが、その部分には汗成分の素とも言える血漿があり、水分と一緒に汗となって出ていきます。有酸素運動をすると導幹部の血漿が再吸収されていくので、余分な成分が少なくなったサラサラの汗をかくようになります。
ワキガ汗腺と言われるアポクリン腺でも同じことが言えます。ただ、この二つは導幹部に溜まっている成分が違うだけです。良い汗はアルカリ成分の重炭酸イオンが少ないので酸性の汗になり、それによって細菌の繁殖が抑えられます。
つまり汗成分を分解繁殖する細菌が少なければ、それだけワキガ臭も減るということなのです。運動不足になると皮膚末梢血管まで血流が届かない態になり、汗腺は酸素補給が出来なくなっていきます。
無酸素状態で汗腺を刺激すると、乳酸という疲労物質が導幹部に溜まってしまいます。乳酸はアンモニアの分泌を高める性質があります。慢性的な運動不足になると、ちょっとしたことでも汗をかきやすくなります
そういう状態でかいた汗はアルカリ性が強いニオイのある汗をかくことにつながります。
ワキガ臭予防につながる有酸素運動
ここまでお伝えしてきた事でお分かりになると思いますが、ワキガ臭を予防するには汗腺を刺激する有酸素運動が必要になります。
良い汗を日常的にかく事によって、乳酸が筋肉の中に溜まることを防ぎ、少しくらい体を動かしたくらいでは汗をかかない体質に生まれ変わります。
そうなると、ワキガ臭を発するアポクリン腺から出る汗の量を減らす事が出来るという訳です。無酸素運動は筋肉トレーニングが主になりますから筋肉を付ける為の運動です。
ですから、いくら無酸素運動を増やしても疲労物質である乳酸が増えるのでワキガの予防には繋がらないのです。有酸素運動はあまり体に負担をかけすぎないように酸素を十分体に取り込むことを目的とします。
一定の時間継続して行うことが大切ですが、最低でも30分は必要だと言われています。ただし、今まで運動習慣がない人がいきなり30分も運動を続けるのはかなり大変です。ですから、最初は5分からでもいいんです。
自分が出来る範囲の事を少しずつ続けていく。そして運動出来る時間を徐々に増やしていく事が大切です。私もそのようにして運動出来る時間を増やしていきました。また、有酸素運動には色々な種類があります。
先ほど少しご紹介したジョギングやランニング、水泳、その他にもいっぱいありますね。あなたの興味がある運動でいいんです。
ストレッチやヨガなど継続出来る運動であれば何でも構いません。しっかりと呼吸して酸素を体内に吸収して良い汗をかく事が出来る運動を見つけて下さい。激しい運動は呼吸が浅くなるので、必要ありません。
スポーツ選手でなければ、そんなに激しい運動は続ける事が出来ませんからね。自分が出来る範囲の運動で続ける事が出来る運動を探してみて下さいね。
運動した後に行うことは何?
一定時間、運動を続けたら次に行うのはクールダウンです。クールダウンとは整理体操の事です。これは翌日に筋肉疲労などを起こさないようにする為に必要なものです。
一般的なものはストレッチです。使った筋肉をしっかり伸ばしてあげる事により、使った筋肉のケアを行います。もし30分ジョギングを行ったとしたら10分くらいはゆっくりとストレッチする時間を取りたいものです。
これをしっかり行う事によって翌日の筋肉痛などを防ぐ事が出来ます。そしてクールダウンが終了したら次はシャワーかお風呂です。出た後は、乾いたタオルで湿気を拭き取りましょう。
まとめ
いかがですか?今回はワキガを予防する為に運動の大切さや何故ワキガの予防には運動が必要であるかをお伝えしていきました。
例え、今はニオイで悩んでいたとしても家でウジウジと悩んでいても何も問題は解決しません。出来ることから始めていきましょう。