以前にワキガの色々な手術についてご紹介した事があります。手術に絶対はありませんが、せっかく高い費用をかけて手術をしたけど、また再発したという事も噂で聞いたりします。
実際の所はどうなんでしょうか?ワキガ手術の基本はアポクリン腺を除去する事です。でも、このアポクリン腺を100%除去する事はかなり困難なようです。
また、ドクターの技術によるという事も聞いたことがあります。どんな病気でもそうですが、いいクリ国っくやドクターとの出会いは必要だと思います。
ワキガ手術にはいろいろな方法がありますが、どれもアポクリン汗腺をなくすことがワキガ改善には絶対に不可欠な問題です。
ワキガ体質の人は日本人にも多く、アポクリン汗腺の量によってワキガと判断されるか、されないかが決まります。さて、そのアポクリン汗腺を取ってしまうことで再発はないのでしょうか。
わきがが再発する原因とは
ワキガ手術はいろいろな方法がありますが、基本的にはどの手術もアポクリン汗腺を除去する手術です。
再度のご説明になるかと思いますが、非直視下手術は穴を開けてそこから機器を入れて、おおよそのアポクリン汗腺を切り取ります。目視で確認しながらアポクリン汗腺を除去していくので除去率は直視下手術よりずっと低くなります。
では直視下手術なら皮膚を切り開いて目視で確認しながらアポクリン腺を除去するので完全かというと、やはり100%とは言えないようです。やはりそこは人間が行う事なので、技術や経験の差というものがモノを言います。100%とは言い切れないのです。
ただ少しアポクリン腺が残っている状態であれば、ワキガでない人と変わらないので、今までのようなきついニオイはなくなり、一般の体質の人と同じ程度の脇のニオイになります。
ワキガ体質の場合は少しでもアポクリン汗腺が残っていると、半年~1年程度でどんどん再生していき、今までと同じようにアポクリン腺が増えていく事があります。これが術後の再発と言われるものです。
少しだけの再発で収まればいいのですが、元の状態のようにアポクリン汗腺がいっぱい増えてしまう場合もあります。手術をしてアポクリン腺を除去する事は可能ですが、体質を変える事は出来ません。
手術に踏み切る場合は、その辺りのリスクを十分に考えて行う必要があります。
他に考えられる原因は?
これはレアケースなんですが、手術によってアポクリン汗腺をすべて除去したとしても、普通の汗腺であるエクリン腺がアポクリン汗腺になってしまうという場合があります。
こういう例は希に発生しています。ただこういうケースが発生するケースは非常に低いと言う事が言えます。
ワキガを改善する体質改善が基本的な考え方!
ワキガは元々アポクリン腺が多い事に由来しています。そしてアポクリン腺を除去する事によってワキガによるニオイを消臭するというのが手術の考え方です。
ですが、前述したように手術が成功しても、手術で体質は変える事は出来ません。体質を改善するには地道な努力が必要です。それと共に自分でプランを立てて食生活や睡眠環境、住環境など色々なことを変えていかないといけません。
特に私が大切であると思うのは生活リズムの改善であったり、食生活の改善、そして運動習慣を付けていくことなどが大切ではないかと思っています。
アポクリン腺から出る汗はどちらかと言うとネトネトした汗ですが、エクリン腺から出る汗はサラッとした水のような汗です。ワキガを改善する為には、エクリン腺から出る汗を増やして、アポクリン腺から出る汗を減らす事が必要になります。それを実現するには運動習慣を付ける事は不可欠です。
しかも、その運動は無酸素運動ではなくて、有酸素運動である事が必要です。有酸素運動は継続して運動を続けないといけないので、継続して運動を続けながら徐々に体力もつけていく必要があります。
このようにして長い道のりを歩いていかないといけないのです。また食事の改善も口でいうのは簡単ですが、実際に改善するにはかなりの期間が必要になります。一ヶ月や二ヶ月頑張ったとしても改善できるものではないのです。
それこそ、一年や二年、あるいはもっとかかる場合もあります。でも、体から出るニオイを消すにはそれくらいの時間がかかることを覚悟しておく必要があるのです。今まで肉食中心の食生活を送ってきた人が野菜中心の食生活にシフトしていくのはたやすい事ではありません。
それくらいの覚悟を持って望まないと生半可な気持ちで臨んででも失敗するという事が言いたいのです。
まとめ
いかがですか?今回はワキガ手術をした後の再発はあるのか?というテーマでお話をしてきました。結論から言いますと、100%完治する事はないという事です。
再発する可能性はどんな人でも持っている、そして手術をした後は体質を改善するように自分で努力していく必要があるという事です。
その努力をするのが嫌だという人は手術は見送った方がいいと言うのが私の考えです。きつい事を言う様ですが、手術には高額の費用が必要です。
手術をするなら、少しでも完治する可能性を高めるように自分でもやるべき事はしっかり継続して行っていくという心構えが必要だと言う事です。