足の汗って気になりますよね。特に夏場なんかにサンダルを履いている時なんかに足に汗をかくと滑って転ぶと言う事もあります。年齢と共に足に汗をかくようになった、あるいは逆に汗をかかなくなった人もいるようです。
今回は足の汗と年齢の関係についてお伝えしていきます。
思春期の汗は殆どの場合は多汗症が原因であることが多い
多汗症という言葉は聞いた事があると思います。多汗症は人よりもたくさんの汗をかくという症状です。人によって症状は様々です。
多汗症の症状が気になると言う人は多いですが、年代を見てみると子供から高齢者まだ幅広いのが特徴です。思春期と言われる時期、13歳~18歳くらいまでの時期に多汗症に発症する場合もあります。
これは元々親から受け継いだ汗腺の量が多い場合、あるいは精神的なモノなど理由は様々です。特に精神的に不安定な時期でもあるのでちょっとした事でコンプレックスを感じやすい時期でもあります。
少し人から指摘されただけで自分の事を多汗症だと思い込んでしまい、それが原因で本当の多汗症になってしまう場合もあります。また、コンプレックスだけではなくて人から受けるプレッシャや緊張感、そしてストレスなども原因になる場合もあります。
気になる場合は制汗剤などで一時的に汗を抑えるという方法もありますが、根本的な治療にはなりません。あくまでも一時しのぎだという事を忘れないことが大切です。ただ、思春期に起こる多汗症は年齢と共に解消される例も多いです。それほど神経質にならなくてもいい場合もあります。また、この時期に出る汗はクサイのが当たり前です。
特に足から出る汗と雑菌が混じった汗のニオイは強烈な臭さです。あまり気にしすぎないというのも一つの対処法です。多汗症である事が気になって日常生活に支障が出るレベルであれば一度専門医に相談するのも一つの方法です。
年齢を重ねるたびに汗がひどくなる場合
基本的には年齢を重ねる毎に汗腺の機能が衰えて汗はかきにくくなります。ですからたまに出る汗はむちゃくちゃクサイ場合も多いんです。また逆に、年齢を重ねる毎に汗の量が増える場合もあります。
これは男性よりも女性の方が多く、主な原因とすればホルモンバランスの影響によるものが多いようです。
女性の場合はホルモンバランスの影響で汗が多く出てしまうことがあります。これはホットフラッシュとも呼ばれます。更年期に出る症状とも言えます。
更年期に入ると女性ホルモンであるエストロゲンが減少し、男性ホルモンが優位になりことが原因でホットフラッシュにになりやすくなります。
ただ、この更年期特有の汗は足だけではなくて、首から上、つまり上半身に集中的に汗をかく事が多いです。この汗の影響で顔が火照ってしまったり、めまいが起きたりする場合もあります。
環境の変化やストレスによっても発汗することがあります。特に、更年期のストレスなどで自律神経が乱れると足などの下半身に汗をかきやすくなってしまうケースもあります。
この場合も全身に汗をかくというよりも足裏や手掌など局所的に汗をかいてしまうというケースが多く見られます。
足の汗の対処法はコレ!
年齢による汗の悩みを改善するには、運動が効果的です。運動といっても本格的に始める必要はなく、週に2~3回程度のウォーキングでも大丈夫です。
軽く体を動かすことによって、汗腺のトレーニングを行い、汗腺の働きを高めるのが目的です。また、女性の場合であればホルモンバランスを整える為に女性ホルモンのバランスを整える大豆イソフラボンなどを多く含む食品を積極的に食べるにも効果的です。
また、足には多くの汗腺があるので大量に汗をかくと、水虫が出来たり、足のニオイ以外にも色々な症状が出る場合があります。場合によれば制汗剤などを足に塗布して汗の量を調整したりしてもいいかと思います。
まとめ
いかがですか?足の汗って本当に臭いですよね。今回は足の汗をかく年代別の原因や対処法などについてお伝えしてきました。思春期の場合は親から受け継いだ汗腺の量が多いこと、あるいは情緒不安定な事で理由で起きる多汗症がありましたね。
そして、更年期に起こるホットフラッシュ、それからホルモンバランスの影響が原因で起こる多汗と色々なケースがあります。ストレスが原因の場合もありましたね。対象法は汗腺を刺激していい汗をかくことです。また、合わせてホルモンバランスを整えるイソフラボンを多く含む食品を食べることも有効でしたね。
足の汗が気になる方の参考になれば幸いです。