口臭の原因は口呼吸にあった!口呼吸になる七つの原因と対策はコレ!

今回は口呼吸による口臭の改善と効果をまとめてお伝えしていきます。私の周りの人に話を聞いた所、多くの人は口呼吸をしている事が分かりました。

特に睡眠中は多くの人が口呼吸をしている事は以前から分かっています。口呼吸をする事によって、お口の中に雑菌が入りやすくなること、そしてお口の中が乾燥しやすくなること、乾燥すると唾液の量が減って雑菌が増えること。

これらの影響によって口臭が出やすくなります。睡眠後、起きてすぐは口がクサイ事を自覚している多いと思いますが、睡眠中に何故口が臭くなるかと言うと、こうした口呼吸が原因となっているのです。そう考えると口呼吸を改善して鼻呼吸をする事によって、お口の中の環境が改善されて口臭の原因が経ると言う事が分かると思います。

性別に関係なく、男女ともに言える事です。起きて活動している時は意識して鼻呼吸をすることが出来ますが、睡眠中は寝ている状態なので自分で意識して口呼吸から鼻呼吸へとシフトする事は困難です。ですから、口呼吸から鼻呼吸にシフトするのはかなり難しいと言えます。

口呼吸で口臭が強くなる原因は口の中の細菌が増えるため

前述したように、口呼吸により口臭が強くなるのは、口の中にいる雑菌が増えるためです。この雑菌と密接に関係しているのが唾液で、唾液が口呼吸によって蒸発してしまう口臭が発生するのです。

人間の唾液には色々な成分が入っています。単なるお口の中の水分とは違うのですね。どんな成分が唾液に含まれているかと言うと、虫歯にならない為に歯を修復する物質、口に入った食べ物を早く消化出来るようにする為の酵素、口の中にいる雑菌を減らす抗菌、また、口の中にいる様々な雑菌を殺菌する成分など数十種類が含まれています。

簡単に言いますと人間の唾液はお口の中をケアする為の薬みたいな役割を果たしているのです。しかも人間が自ら出すことが出来る自然で最強の薬だと言えます。そんな大切な役割をしている唾液ですが、口呼吸をする事によってお口の中が乾燥して唾液が蒸発してしまいます。

お口に中の唾液が蒸発する事によって、元々口の中にいる雑菌が増えて口臭の原因になるのです。これが一時的なものであればいいですが、口呼吸が長く続くとこれが習慣化してお口の中が常に乾いているドライマウス状態になるのです。

お口の中には、善玉菌と悪玉菌がいますが、口臭の原因になるのは悪玉菌の方です。通常は善玉菌が多いのが普通ですが、唾液の蒸発を繰り返す事によってお口の中の環境にアンバランスな状態が生まれます。

そうなると、善玉菌優位の環境から悪玉菌優位の環境に変化していきます。こうなると、朝起きた時はもちろん日中であっても口臭が発生するようになります。

口臭の原因になる口呼吸は人によって原因が異なる

口臭を強くさせる口呼吸ですが、その人によって口呼吸になる原因は異なります。まずはどんな原因があるかを見ていきましょう。

アレルギー性鼻炎による鼻詰まり

第一の原因はアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの鼻の疾患による鼻詰まりです。鼻が詰まることによって鼻呼吸が困難になり、鼻呼吸から口呼吸に移行してしまいます。

春先になると花粉症に悩まされる人も増えますが、花粉症の影響で鼻が詰まる場合もあります。もちろんこの場合も鼻呼吸が出来なくなるので口呼吸に移行していきます。

鼻が詰まったと感じたら、まずは鼻炎を解消していきましょう。花粉症でも軽度のものであれば市販の薬で解消されます。口臭を発生させない為には、鼻を詰まらせない事が必要であるとご理解下さい。

口輪筋の衰えの影響

口輪筋と言うのはお口の周りにある筋肉です。年齢と共に口輪筋は衰えます。この筋肉が衰えると口が半開きの状態になります。若い人でも、話していない時に口が空いている人がいますが、ああいう状態になっている場合も口呼吸をしています。

もし、口が空いていると自覚すれば、すぐに口を閉じて鼻呼吸にシフトするようにしていきましょう。子供や若い人で口が自然に空いている場合は、口輪筋が衰えている事はないと思いますが、これは口を空けているのが習慣になっていると思われます。

ですから、口呼吸による口臭を防ぐには、まずは口を開けない習慣を付けるのが必要です。年配の人で口が半開きになっている人は口輪筋が衰えている証拠です。
口の周りの筋肉を鍛える事によって、お口が開くのを防ぎ口臭を防止していきましょう。

ストレスの影響

次はストレスの影響を受けて鼻呼吸から口呼吸にシフトしてしまうケースです。これは極度な緊張感などによっても生まれます。

何故、ストレスや緊張感などによって口呼吸になるかと言いますと、それは呼吸が浅くなるからです。呼吸が浅くなると鼻呼吸だけでは息が苦しくなります。

それで、口を開けて口からも空気を吸おうとするのです。ですから、呼吸が浅いなと感じたら鼻から深呼吸を行うようにしましょう。

肥満による体型の変化から口呼吸になる場合

太っていくと人間は首周りに脂肪が付いていきます。首周りに脂肪が付くと気道が狭くなり息が苦しくなります。そうなると鼻呼吸だけでは十分な酸素を体内に取り込む事が出来なくなるので口呼吸になってしまうのです。寝る時には息が来るしくならないように気道をしっかりと確保してあげる必要があります。

枕を首に当てて、頭が後ろにいくようにすれば顎が浮いて気道を確保する事が出来ます。それと共に適正な体重管理も必要になります。

太って何もメリットはありません。リスクの方が大きいのです。ですから出来るだけ毎日体重計に乗って自分の体重もしっかり管理したい所です。

低位舌の影響による口呼吸

低位舌とは、舌が正しい位置にない状態の事を指します。これは舌が下に垂れている状態です。何故こうなるかと言いますと、舌の筋力が落ちているからです。

例えば、寝ている時に舌が奥の方に垂れていると舌が邪魔になって軌道を十分に確保出来ません。そうなると気道が狭いので鼻呼吸が難しくなり、口呼吸になっていきます。

喘息の影響による口呼吸

喘息を持っている方は喘息の影響で酸素が欠乏する事があります。その為に体が自然に反応して酸素を多く取り入れる為に自然に口呼吸になっていきます。

喘息の影響とは、喘息により酸欠になるような感覚になることで、酸素を多く取り入れるのに、自然に口呼吸になることがあります。

これも対策としては、早く喘息の症状を治して、鼻から呼吸が出来るようにしていく事です。

対策

ここまでお伝えしてきた中で、鼻呼吸する事がいかに大切であるかがお分かり頂けたかと思います。運動する時などは鼻から息を吸って口から出すというのが基本です。

運動していない時の呼吸は鼻から吸って、鼻から出すという事で構いません。口の中が乾かないようにするには出来るだけ口を開けない事です。

人と話す時などは仕方がありませんが、それ以外は出来るだけ口を閉じるという意識が必要です。また、寝ている時に口呼吸しない為にはテープを口に貼るなどの方法で睡眠中に口を開けないようにするのがいいと思います。

それと、寝ている時の温度管理などもしっかりと行いたいものです。

 

まとめ

いかがですか?

今回は口呼吸をする事によってお口の中が乾いてしまい、その影響で唾液が減少する、唾液が減少すると雑菌が増えて口臭を発生させると言う事をお伝えしてきました。

唾液がいかに私たち人間にとって必要な成分であるかもしっかり理解出来たと思います。普段の生活で出来る所から行っていきましょう。