ミドル脂臭を改善するには適度な運動が良いと言われています。そして、その適度な運動は有酸素運動と言われていますが、あまり運動経験がない人にとっては有酸素運動って何?具体的に何をすればいいのって疑問に思ってしまいますよね
また、どれくらいの頻度で一日にどれくらいの時間をかけて行えばいいかもなかなか分かりづらかったりします。
そこで、今回はミドル脂臭を改善するのにどんな運動をどの程度行えばいいかをまとめてみました。ミドル脂臭を運動によって改善したい方にはかなり参考になるのではないかと思います。
目次
運動不足になると体にどんな影響があるの?
一般的に運動不足は良くない、適度な運動を日常生活の中で心がけましょうと言われる事は多いです。でも、多くの人は運動不足になると人間の体にどんな影響があるのか?どうなってしまうのか等に理解出来ていない事が多いですね。
もし、運動不足によって人間の体はこうなると言う指標のようなモノがあれば、自分の体と照らし合わせてこれはヤバイ、普段から運動する習慣を付けようとなるはずです。
そこで、まずは運動をしないと人間の体はどうなるかを見ていきましょう。運動不足によって人間の体に現れる変化を大まかにまとめると以下のようになります。
・血行が悪くなり、冷え性になりやすい、女性であれば手足の末端が冷えるなどの症状が出る
・筋肉に乳酸が溜まるので、普通に生活していても疲れやすくなる。
・運動をしない事により、汗腺の働きが鈍り汗をかきにくくなる。
・汗をかかないので、体温調整が上手く出来なくなる。
・体の代謝がわるくなり、太りやすい体質になる。
・自律神経が乱れて、免疫力が低下し、病気になりやすくなる。
いかがですか?ざっと運動しない事によるリスクを見た場合、上記のような症状が現れる可能性が高くなります。これによって、普段から適度な運動をする事が体の健康を維持する上でも大切であることが分かります。
定期的に体を動かして汗をかいている人の汗はサラッとしています。何故サラッとしているかと言うと汗の成分がほとんど水分だからです。
一方で普段あまり汗をかかない人が汗をかくと「じとっと」とした汗をかきます。汗自体が大粒でベタベタしています。
この汗には、水分以外にタンパク質、脂肪酸、アンモニアなどの成分を含んでいます。それらの成分を含んでいるので汗そのものが臭うのです。
普段適度な運動を行って健康を維持している人は体臭が少ないです。それは汗をかくことで自然にミドル脂臭対策が出来ているからです。
それでは、ミドル脂臭対策で行う運動はどんな運動がいいのでしょうか?次から見ていきましょう。
ミドル脂臭対策の為に行う運動で適した運動は何?
ミドル脂臭対策する上で良いとされているのが、「有酸素運動」です。有酸素運動は酸素を吸い込んで体に対して軽い負荷をかけていく運動のことを指します。
人によっては軽い運動~中程度の負荷をかけて行う場合もあります。これに対するの無酸素運動と呼ばれるものです。
無酸素運動は主にバーベルやマシーンを使った筋力トレーニング、あるいは陸上の短距離運動など短い時間帯で一気に体を使いエネルギーを消費する運動の事です。
この運動の特徴はエネルギーの発生に酸素を必要とはしないで、体の中の糖分を必要とする点です。ミドル脂臭を改善するのに適した運動は有酸素運動です。
今まであまり運動をしてこなかった人でも手軽に始める事が出来るのが下記の運動ではないかと思います。中には家では出来ない運動もありますので、その中で自分で出来る運動をチョイスする必要はあります。
・ジョギング
・ランニング
・ストレッチ
・サイクリング
・水泳
・エアロビクス
・ヨガ
今日から自宅でも出来る運動はストレッチやヨガではないでしょうか?これら二つであれば今日からでも実践が可能です。
動画サイトで検索すれば自分に合ったストレッチの方法やヨガのポーズなども見つける事が出来ます。実は私は自宅でほぼ毎日ストレッチを行っています。
もう数年続けていますね。また、最近ではストレッチの中にヨガの動きも取り入れて行うようにしています。ストレッチもヨガも激しい運動ではないので誰でも手軽に始める事が出来ます。
二畳ほどのスペースがあればいつでも行う事が出来ます。テレビを見ながら20分、30分行うとかなり汗もかきますし、本当に健康的な汗をかくことが出来ます。
有酸素運動は一日どれくらいの時間行えばいいの?
ミドル脂臭を改善する為に有酸素運動が大切であり、有効な方法である事は前述した通りです。でも大切なポイントがあります。
それは目的も持たないでやみくもに行っても結果は出ないという事です。やはりミドル脂臭を改善する為に行うのであれば最低限の知識であったり、目標を持つことは大切です。
有酸素運動をすると体内の脂肪が燃焼すると言われます。でも、その脂肪ってどれくらい運動を続けると燃焼するかって気になりますよね。
知っておきたいのは、それは運動を始めてから20分程度はかかると言う事です。継続して運動を行って20分経ってから少しずつ体内の脂肪は燃焼していきます。
ですから一日行う運動の目安と言うのは30分以上となります。20分は脂肪の燃焼がないので30分運動を行うとして脂肪燃焼に使っている時間は約10分間という事になります。
ただ、これは最低ラインの話なので、30分を超えて40分、50分行うのは構いません。運動を行う人の体力に合わせて行えばいいと思います。
大切な事は、脂肪が燃焼を始めるまでは継続して運動をしていないといけないんです。最初の運動の20分という時間はどこからエネルギーを補っているかと言いますと、血液中の脂肪分から補っています。
分かりやすく言いますと、ドロドロした血液を浄化させる為に運動時間な訳です。ドロドロした血液をサラッとした血液に変える為の運動と言う事です。
もちろん、ここまでの運動も健康維持の為には役には立っています。ですが、皮下脂肪や内蔵脂肪の燃焼までには至っていないのです。
蓄積された脂肪を燃焼させるには脂肪分解酵素の「リパーゼ」が必要となります。脂肪を分解、燃焼するのはこの「リパーゼ」が必要です。
次にこのリパーゼについてお伝えしていきます。
リパーゼを働きやすい環境にしてあげることが重要
体内で作られるリパーゼという酵素が働きやすい温度が、通常の体温から1度~2度あがったくらいが最適です。
その体温は運動を開始してから20分程度経過した時に通常の体温より1度から2度上昇します。分かりやすく時系列で書いてみます。
運動を始める
↓
血液中の脂肪分を燃焼させ、血液をサラサラにする
↓
運動を初めてから20分程度(体温が1℃~2℃上昇)
↓
脂肪を分解するためにリパーゼが働き出す。
↓
リパーゼにより溜まっていた脂肪分を血液中に送り出してくれる。
有酸素運動でどうすれば臭いが減ったと実感出来るのか?
有酸素運動を日常的に行えば、ミドル脂臭を軽減出来ると聞いて、日常生活に有酸素運動を取り入れたとしても効果を実感する事が出来なければ続けることは出来ないですよね。
人間って効果を確信出来たり、実感出来ないのに継続する事はなかなか出来ないものです。ですから、有酸素運動を行ってミドル脂臭を軽減出来たという実感を持つには工夫する事が必要です。
ここでは、どのようにすれば早く効果を実感出来るかをお伝えしていきます。まず、お伝えしたいのは脂肪燃焼を促進する飲み物を飲むことです。
有酸素運動を行う前に飲むことで体の代謝がアップする飲み物をご紹介していきます。
ミネラルが多めに含まれている硬水
水を飲むことにより代謝が活発になるほか、運動をすることにより汗で老廃物を排出するのを促します。ミネラルが新陳代謝を促進してることから脂肪燃焼にも良いです。
飲む量ですが、運動前にコップ1杯 運動後にコップ1杯程度飲むようにしましょう。
炭酸水
炭酸水を飲む事により、飲んだ炭酸水は体内に吸収されて血管に入ります。すると血管が広がり血行を促進することにより血流を良くします。
血流が良くなれば、血液中の血中の老廃物が排出が促進され、体内の脂肪の燃焼促進に繋がります。飲み方は運動を始める30分ほど前にコップ一杯飲むくらいの量でオッケーです。
コーヒー、紅茶、緑茶など
運動前にコーヒーや紅茶、緑茶などを飲んでも大丈夫なの?と心配される方もいらっしゃるかもしれませんね。
上記の飲み物に含まれている飲み物にはカフェインが含まれています。カフェインの一つの働きとして
リパーゼの働きを早めてくれます。
カフェインを飲むことによってリパーゼの働きが早くなる事により脂肪の燃焼を早めてくれます。このい場合は運動を始める30分ほど前にコップ一杯の量でオッケーです。
最大心拍数を計算しておこう。
まず最大心拍数を計算します。例えばあなたが今30歳だったとすると、計算式は以下のようになります。
220-30(自分の年齢)=190(最大心拍数)。最大心拍数から運動強度の60%をかけて計算します。すると今回の場合であれば以下のような計算式になります。
190(最大心拍数)×0.6(運動強度60%)=114(自分にあった心拍数)
この114と言う数字が今のあなたの年齢にあった心拍数です。この心拍数を保って運動を続ける事により体にそれほど負担をかけないで運動をする事が出来ます。
自分にあった心拍数を意識して有酸素運動をすることにより、脂肪を分解してくれる酵素「リパーゼ」が上手く働き、血液中の脂肪酸を効率よく分解してくれます。
心拍数を計る心拍計は市販のドラッグストアなどで、いつでも購入する事が出来ます。ここまでしっかり準備を整えて運動していけば早く効果を実感出来るようになります。
まとめ
いかがですか?
今回はミドル脂臭を消臭するのに効果的な運動を行う際に、どのような有酸素運動を行えばいいかについてお伝えしてきました。
どんな運動をすればいいかについてもお伝えしています。あとはあなたが自分が出来そうな運動。そして続ける事が出来る運動を選ぶだけです。
そして有酸素運動と無酸素運動の違い、有酸素運動を行う際には20分以上は続けて行う事が大切であることもお伝えしています。
さらに、運動効率を上げる為に、飲料水を活用する方法も具体的にお伝えしています。いずれの方法を選んで頂いても効果は実感出来るものばかりです。
何が自分に合っているかを精査しながら、早く実践に踏み切って下さいね。