![アルコールとミドル脂臭の関係を教えて!アルコールは何がオススメ?](https://redeagle01.xsrv.jp/wp-content/uploads/2018/10/C0Mhv8unOS_WbFr1538824233_1538824236.jpg)
今回はアルコールとミドル脂臭の関係性についてお伝えしていきます。ここで今一度確認していきますが、加齢臭の原因物質は「ノミナール」であるのに対して、ミドル脂臭の原因物質は「ジアセチル」という原因物質になります。
ですから、基本的に加齢臭とミドル脂臭は別物だと考えていいと思います。ちなみにジアセチルは筋肉の疲労物質である乳酸が皮膚の上に存在するブドウ球菌によって分解・代謝した時に発生する成分です。
この成分だけでもかなりクサイ臭いを発生させます。この成分と酸化した皮脂や皮膚の汚れが混ざる事により更に異臭を放つようになります。
これが基本的にミドル脂臭の発生メカニズムですが、アルコールが原因で臭いが発生する事があります。アルコールそのものは決して悪いものではなく、適量を飲む分については全く問題はありません。
むしろ適度な飲酒はリラックス効果や血行促進などプラス効果も多い事が分かっています。気をつけたいのは飲み過ぎる事です。
アルコールの過剰摂取は様々な健康被害をもたらします。また、体臭を発生させる原因にもなるので注意が必要です。
アルコールは良くも歩くも人間生活に影響を与える事が大きい物質と言う事が言えます。今回はアルコールとミドル脂臭について詳細にお伝えしていきます。
アルコールが血行不良の原因になるって本当?
先ほど「お酒には血行促進効果がある」とお伝えしたばかりですが、実はお酒を飲むことで血行不良が起こることもあるんです。
お酒を飲むと血行が促進されるのは事実ですが、それはあくまで一時的なものに過ぎません。お酒を飲んだ直後は身体がポカポカして体が熱くなったけど、しばらくする寒気を感じたという経験をした事はありませんか?
これはどういう症状かと言うと、アルコールを摂取した後、一定時間が経過すると血管の収縮が始まり、血行が阻害されるために体が冷たくなるのです。
体が冷たくなると血行不良を起こします。そして更には筋肉の疲労物質である乳酸が発生し、汗から排出されて、ミドル脂臭のニオイの原因成分であるジアセチルを作り出します。
内臓機能低下とミドル脂臭
アルコールを摂取すると血行不良になるメカニズムは前項で説明した通りですが、それだけではありません。
アルコールの飲み過ぎは内臓機能も低下させます。これは肝臓の機能に関係してきます。肝臓はご承知の通りアルコールを分解する臓器です。
そのために、お酒を飲むと体内では、肝臓が活発に動いてアルコールを分解しようとしますが、肝臓のもう一つの働きとして乳酸をブドウ糖に変えると言う重要な役割があります。
乳酸をブドウ糖に変える働きを持つのは体内の臓器の中では肝臓だけです。その働きを行う為に、肝臓には身体中の乳酸が運ばれてきます。
通常であれば、これらの肝臓の働きは正常に機能しますが、アルコールを摂取すると肝臓がアルコール分解にかかり切りになってしまう上に、アルコールを分解した際に輩出される毒素・アセトアルデヒドも肝臓で分解しなければならないため、肝臓の負担が一気に増えます。
そうなると、結果として肝臓のもう一つの機能である乳酸をブドウ糖に変えると言う働きがおろそかになるという訳なんです。それが内蔵の機能低下と言うことです。
アセトアルデヒドも悪臭の原因
アルコールを分解する際に排出される毒素・アセトアルデヒドですが、実はこれも悪臭の原因です。元々アセトアルデヒドをはじめとするアルデヒド系は強い刺激臭が出しますが、特にお酒をたくさん飲んだ翌日にはそれが顕著になります。
アルコールを大量に飲みすぎた翌日は、家の人や同僚からお酒クサイと言われた経験はお酒を飲む人なら一度や二度くらいは経験があると思います。
アセトアルデヒドはニオイの原因が違うため、直接ミドル脂臭と関係はありませんが、悪臭と悪臭が混じり合うことで一層不快なにおいになって周囲に嫌な顔をされるという結果を招きます。
汗腺を鍛えていい汗を出す習慣を作る
体を鍛えるのと同じように汗腺も鍛える事が出来ます。エクリン腺から出る汗を増やすのがそれに当たります。
ミドル脂臭は排出される汗に混ざって乳酸が出てくることでクサイ臭いを発生させますが、汗腺のろ過機能が正常に動いていれば、汗によって排出される乳酸の量はごく少量となってミドル脂臭を抑えることが出来ます。
ところが、汗腺機能が衰えていると、ろ過機能がしっかりと働かず、汗に混ざって乳酸がたくさん排出されてしまいます。お酒で内臓機能が低下した上に、汗腺の衰えもあれば目も当てられない状態になる可能性があります。
汗腺の衰えは汗腺トレーニングをすることで、ろ過機能を正常にする事が出来ます。これは日常生活に運動を取り入れていい汗を出す事によって、さらさらの汗をかけるようになります。
運動によってかく汗はサラサラとしていてほとんど水と同じ成分です。運動習慣をつける事によって是非いい汗をかけるようになって頂きたいと思います。
お酒の量とおすすめのアルコールは何?
ここでは適度なお酒の量とおすすめのアルコールについてお伝えしていきます。お酒の適量と言うのは人によって違います。でも、体の健康を維持するにはこれくらいが適量というのがだいたい決まっています。
その量を知ると、意外に量が少ない事に驚くかもしれません。日本酒であれば180ml、焼酎であれば110Ml、ワインは180ml、一番度数が強いウイスキーの場合は何と60mlです。
そんな量では飲んだ気にならないという人も多いと思いますが、体の健康を維持する為のアルコール適量と言うのは考えている以上に少ないのです。
そして、飲むならワインがオススメであると言う統計が出ています。そして、白ワインよりも赤ワインがオススメです。これもきちんとした理由があります。赤ワインには抗酸化作用があるからです。赤ワインに含まれているポリフェノールに高い抗酸化作用があります。
抗酸化作用というのは、体の酸化を防ぐのに必要な成分です。毎日適量を飲むくらいであれば、アルコールによる健康被害も心配する事はありません。
また、ニオイについても同様です。これくらいのアルコールを飲んで翌日お酒クサイという人はまずいないと思います。よほどお酒が苦手か元々アルコールを飲めない人を除いては!
くれぐれも飲みすぎには注意していきましょう。
まとめ
いかがですか?今回はアルコールとミドル脂臭の関係についてお伝えしてきました。何事もほどほどが良いと言う事になりますね。
アルコールの飲み過ぎは体にも負担を与えます。そしてミドル脂臭を発する大きな原因になる事もご理解いただいたことだと思います。
飲みすぎには注意という事ですね。